この10年の全米‘最多ヒット’アーティストはビヨンセに。
RIAA(全米レコード協会)によると、この10年で全米で最もヒットを飛ばした回数が多いのはビヨンセ(Beyonce)だという。
RIAAは、50万枚売れれば「ゴールド」、100万枚売れれば「プラティナム」というように、セールス数に応じてRIAA認定とよばれる認定をアーティストに行っている(ちなみに日本国内では10万枚で「ゴールド」認定、25万枚で「プラチナ」、100万枚で「ミリオン」となる)。RIAAが発表したところによれば、2000年から2009年の間にビヨンセは合計で64個のRIAA認定を受けており、これはこの10年で最も多い獲得数だという。
このRIAA認定の対象は、アルバムのセールスだけでなく、デジタル・ソング、マスター・リングトーン(着うた)、ミュージックビデオなども含む。また、ビヨンセはリングトーンのセールスにおいてもこれまで19個の認定で最多記録を誇る上、彼女の代表曲"Irreplaceable"は600万回以上のダウンロード数で、これは女性アーティストとしては最も多い数字を持つ曲となるという。先日の第52回グラミー賞では女性アーティスト初の6部門同時受賞を達成とビヨンセは‘記録破り’が続いており、その勢いは止まりそうにない。
なお、この10年で最もRIAA認定を受けたアーティストは、イーグルス(The Eagles)が48個でグループ最多、故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が44個で男性ソロ最多となった。またアルバムでは、アウトキャスト(Outkast)の"Speakerboxxx/The Love Below"、インシンク(*Nsync)の"No Strings Attached"、シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)の"Up"が最も多く、11×プラティナム(1100万枚以上)となっている。
◆ビヨンセ Artist Info(notrax)
◆ビヨンセ Artist Video(notrax)
text by notrax