SOULHEAD、ネクスト・ワールドへ踏み出した約4年ぶりのアルバム『SOULHEAD』大特集
SOULHEAD レーベル移籍後 初のフルアルバム『SOULHEAD』2010.02.24 リリース
YOSHIKA: そう言ってもらえると、うれしいですね。私達の世代以上の音楽リスナーって、歌詞はもちろん大切なんですけど、それと同時に、曲の持つ世界観やグルーヴを重要視している人が多い気がするんです。このアルバムでは、そういう部分を大切にしているところはあります。
TSUGUMI: ありがとうございます(笑)。ヴォーカルは、これまで以上に自然な雰囲気で歌えたと思いますね。
YOSHIKA: 私達って本当は激しい感情の持ち主なんですけど、前作まではそれを抑えていたというか。できるだけキレイに歌うことにこだわっていた気がする。でも、今回はそういうことを気にせずにね。
TSUGUMI: そう、曲を聴いて感じたことを素直にヴォーカルに反映させました。
TSUGUMI: 変化した部分と同時に、変わらない部分もアルバムから感じてもらえるはず。ぜひ楽しんでほしいですね。
1TSUGUMI: 全部です! 個性的なサウンドばかりで、アルバムを象徴する1曲なんてとても選ぶことはできない。だから今回のビデオクリップは、ソウルフルな「Whatever」とロックな「限界ピストルズ」の2つを撮影してドッキングさせたものだし。ただ「Plunder」を朝に聴くと、気合いが入るとか、シチュエーションごとにぴったりくる曲はあるけど。
YOSHIKA: あとキラキラした気分になりたい時は「Fantasy」がオススメかな。とにかくどれも個性のある楽曲ばかりなので、いろんなシチュエーションで楽しんでほしいですね!
TSUGUMI: 今回のレコーディングは、とても楽しいものだった。この気持ちをキープしながら音楽活動を続けたら、絶対に密度の濃いいい音楽が生まれると思った。だから今後も楽しんで音楽と関わり続けたいですね。
YOSHIKA: 今まで私達は、ブラック・ミュージックのカテゴリーで語られることが多かったけど、これからは例えばロックフェスにも出演したりとか、自分達に制約をつけずに活動していきたいですね。音楽をいろんな角度から楽しみたいし、リスナーのみなさんにもさまざまな音楽の魅力を伝えられる存在になれたらと思います。
取材・文●松永尚久