オーケー・ゴー、今作もPVはユニーク

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コミカルで妙な踊りやランニングマシーンを使ったファンキーなPVで一躍有名になった、あのOK GO(オーケー・ゴー)の、約4年ぶりとなるニュー・アルバム『オブ・ザ・ブルー・カラー・オブ・ザ・スカイ』が1月13日に発売となった。

12歳のサマー・キャンプで知り合ったというダミアン・クーラッシュ(Vo、G)とティム・ノードウィンド(B)が中心となり、ダン・コノップカ(Dr)、アンディ・ロス(G、Key)が、“音楽で皆を楽しませ、笑わせる”ことをテーマに、1999年にシカゴで結成されたのがオーケー・ゴーの始まり。幅広い音楽から影響を受けた彼らが作るパワー・ポップ・ロックは、瞬く間に注目を集め、2002年にリリースされたデビュー・アルバム『OK GO』は全米ヒートシーカーズチャート1位を獲得。


そして彼らの名前をさらに広めるきっかけとなったのは、例のユニークなプロモーションビデオだった。プロの振付師であるダミアン姉の指導の下、自宅裏庭でスーツ姿の彼らが踊る1stシングル「ア・ミリオン・ウェイズ」がネット上で話題を呼び、2ndシングル「ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン」も姉の振り付けで、フィットネス・ジムのランニング・マシーン8台を駆使した体操のような踊りが、YouTubeで大爆発し累計4,700万回を超える視聴を記録したのは、皆さんもご存知のとおり。

◆「ア・ミリオン・ウェイズPV」
◆「ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン」PV

「ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン」PVは、YouTubeビデオ・アウォーズや2007年度グラミー賞最優秀短編ミュージック・ビデオ部門に輝き、MTVビデオ・ミュージック・アウォーズ授賞式で再現されるほどの人気を博し、大きな評価を手に入れた。

そんな彼らの新作『オブ・ザ・ブルー・カラー・オブ・ザ・スカイ』は、モダン・サイケデリックなサウンドで知られるデイヴ・フリッドマンをプロデューサーに迎えて制作された。ティムいわくスタジオではプリンスの『パープル・レイン』を良く聴いていたという通り、ファンキーなグルーヴと浮遊感溢れる不可思議なメロディが感じられる作品となっている。

そして当然のように期待されるビデオだが、さすがに期待を裏切らない作品を作り上げてきている。ファースト・シングル「WTF?」のPVは、カメラ1台の一発撮りだが、グリーンバックにカラフルな残像が画面いっぱいに残る、ありそうでなかった魅力的な映像だ。このビデオは国内盤の特典としてCD-EXTRAで収録されている。

2ndビデオ「ディス・トゥー・シャル・パス」も1月12日にYouTubeで公開されたばかりだが、今後も独自のユーモア・センスが発揮されたPVが制作される予定という。オーケー・ゴーは、1月11日からイギリス、ヨーロッパ全13公演をツアーでまわっている。

◆オーケー・ゴー・オフィシャルサイト

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