コリーヌ・ベイリー・レイ、「今回は自分ひとりでやってみたかった」
約4年ぶりとなるコリーヌ・ベイリー・レイの2ndアルバム『あの日の海(原題:The Sea)』が、2010年1月20日に日本先行で発売となる。アルバム発売に向け、ここではオフィシャルインタビューの一部をご紹介しよう。
――デビュー作と新作、最も違うところは?
コリーヌ・ベイリー・レイ:違いはたくさんあると思うわ。大きなところとしては、曲の生まれ方ね。1stアルバムでは、いろんなプロデューサーらと一緒に曲を書いた。すごくいい経験だったわ。ソングライターとして成長する助けになったと思っている。ただ、完全に自由な状態で曲が書けたわけではなかったのね。だから、今回は自分ひとりでやってみたかった。自分の内から曲が浮かんでくるのを待ちたかったの。だから家で静かにアイディアが浮かぶのを待つ時間が長かったわ。ギターを弾きながらね。そしてそれが浮かんだときには、いい感じで自由に曲を“流れさせる”ことができた。前作の経験から学んだことを、うまく活かすことができたと思うわ。それから今回は曲をより深く、エモーショナルなものにしたかった。エクストリームで、よりアグレッシヴにしたいと思っていたの。昔、私はよくレッド・ツェッペリンの曲をカヴァーして歌ったりしていて、それがすごく楽しかったのね。エモーショナルになれたし、ライヴならではの闘争心みたいなものを強く出せたりもした。その感覚を今作に持ち込みたいと思ったのよ。あと、レコーディングの方法も前作とはかなり違っていたわね。今回はどうやって曲を録るかということに関して、考えがハッキリしていたから。
――プロデューサーについて教えてください。
コリーヌ・ベイリー・レイ:ラジオから曲が流れたときに、“ああ、あの人の作品ね”ってすぐにわかってしまうような、特徴のある有名プロデューサーとは一緒にやりたくなかったの。もっと自分自身の色を出したいと思っていたからね。それでふたりのプロデューサーを選んだ。まずメイン・プロデューサーは、スティーヴ・ブラウン。1stアルバムの「シーズンズ・チェンジ」を書いた人よ。彼は経験豊かなライヴ・エンジニアだから、マイクをどうセッティングすべきかとか、どんな楽器がそこに必要かといったこともわかっている。信頼できる審美眼を持った人だから一緒にやったの。もうひとりはスティーヴ・クリサンソウ。彼は基本的にソングライターで、1stアルバムでは「プット・ユア・レコーズ・オン」と「トラブル・スリーピング」を一緒に書いたわ。私にとっての、いい師匠のような存在。前作で彼の仕事っぷりを見ていていろいろ学ぶことができたから、また一緒にやりたかったの。
音楽ライター・内本順一氏によるインタビューより抜粋
提供:EMIミュージック・ジャパン
『あの日の海(原題:The Sea)』
2010年1月20日
TOCP-66930 日本先行発売SPECIAL PRICE \2,300(税込)
日本盤特典:ボーナス・トラック2曲、歌詞対訳、解説付
◆コリーヌ・ベイリー・レイ・オフィシャルサイト