ジョエル・オティース、3月にセカンドソロ作を発表。

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2007年のデビュー作"The Brick (Bodega Chronicles)"リリース以前から、パプース(Papoose)、サイゴン(Saigon)、ルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)らと共に次世代を担うMC’と並び称され、昨年はジョー・バドゥン(Joe Budden)、ロイス・ダ・ファイブ・ナイン(Royce Da 5'9")、クルックト・アイ(Crooked I)らと組んだ実力派ラップユニット、スローターハウス(Slaughterhouse)として大活躍したラッパーのジョエル・オティース(Joell Ortiz)。昨年から制作が伝えられていた彼のソロ2作目"Free Agent"が、インディ大手のE1 Musicから3月23日リリースされる運びとなった。

同作のプロデューサー陣はDJプレミア(DJ Premier)、スタティック・セレクター(Statik Selektah)、DJカリル(DJ Khalil)、ノヴェル(Novel)などベテランから新鋭までを織り交ぜたラインナップ。ゲストにはスローターハウスの面々はもちろん、エイコン(Akon)、バン・B(Bun B)、タリブ・クウェリ(Talib Kweli)、スタイルズ・P(Styles P.)、シーク・ローチ(Sheek Louch)、M.O.P.、ジーン・グレー(Jean Grae)、メイノー(Mino)からブラックミュージック界の大御所スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)までが名を連ねるなど、実に豪華な内容となっている模様。昨年は盟友ジョー・バドゥンの不用意な発言で不仲となったウータン・クラン(Wu-tang Clan)一派から、レイクウォン(Raekwon)が参加するというのも注目だ。

1990年代のブルックリンを舞台にしたティーンエイジャーの甘酸っぱい気持ちを綴ったファーストシングル"Call Me"が間もなくオンエア開始となるほか、スローターハウスとしては、15日からは初のヨーロッパプロモーションツアーを敢行、オランダ、ポーランド、チェコ、フィンランド、デンマーク、ハンガリー、オーストリアなどの主要14都市でのライブを予定している模様。

◆ジョエル・オティース Artist Info(notrax)
◆ジョエル・オティース Artist Video(notrax)
text by notrax
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