TOWER RECORDS 30周年記念イベント2日目、いつまでも続く「もう一回」
2009年より開催してきたタワーレコードによる様々な企画やイベントの集大成ともなるイベント2日目。1月10日、この日も前日に引き続き代官山UNIT、UNICE、SALOONの3フロアを使って行なわれた。
◆TOWER RECORDS 30周年記念イベント2日目、いつまでも続く「もう一回」 ~画像編~
開場と同時に、UNICE、SALOONではDJがスタート。UNICEでは、前日に続き登場のDJ JAPANESE SOUL!!CREWが、SALOONでは、エレクトロ・ヒップホップから歌謡曲までジャンルレスにフレーズ単位でミックスしていくエディティング・スタイルが人気のDJ-LATIN RAS KAZがフロアをあたためていく。そしてUNITは、タワーレコードのフリーマガジン「bounce」の編集長を務めたこともある、サバービア主宰/アプレミディ代表/編集者/選曲家と様々な顔を持つ橋本徹のDJが出迎える。この日のUNITでは、ステージの合間に彼のDJを楽しむことができる。
1回目のDJが終了するとともに、ステージのスクリーンに映し出されたのは、『Welcome to TOWER RECORDS 30th Anniversary“Love or Hate”Night vol.2』の文字。続いてUNITに出演するアーティストの映像が流れると、すし詰め状態の観客からそれぞれに歓声があがる。本日の大トリTHE MICETEETHには、どよめきにも似たひときわ大きな声があがっていた。そして登場したのはファーストミニアルバム『BEN』をタワーレコードのレーベルからリリースしているSPECIAL OTHERS。彼らは25周年記念イベントにも出演するなど、タワレコのアニバーサリーイヤーには欠かせないアーティストとなっている。そんな彼らのピースフルなステージに、集まった人たちも手をあげからだを揺らし、自由にその時間を楽しんでいた。
UNICEには前日に続き月亭方正が登場。入りきらないお客様が通路にあふれる中、客席を通って現れた月亭方正に黄色い歓声があがる。2日目ということもあり、リラックスした様子で演じたのは「猫の茶碗」。ちなみに、1時間ほど後にも同じステージに登場。そのときの演目は古典落語としておなじみの「阿弥陀池」であった。
そしてUNITの2番手はLikkel Mai & THE K。アコースティックギターの音色に乗せてLikkel Maiの力強いヴォーカルが誰の胸にも響くような身近なメッセージを届けていく。そして、Likkle Maiが日本語詞をつけたというボブ・マーリーの「War」が終ったあと「素敵なバンドを紹介します」と呼び込まれたのは、COOL WISE MANのリズム隊で結成されたOperators。Likkel Mai &THE Kもそのままステージに残ったまま、ステージがスタート。強力なバンドを携えたLikkle Maiのヴォーカルがガラリと色を変え、観客を圧倒していく様は圧巻。「Zion Eyes」など3曲をそのメンバーで披露した後、Operatorsだけのステージも披露された。
UNICEでは、NO MUSIC, NO WHISCKYキャンペーンのトークイベントが開催。当日はSPECIAL OTHERSのメンバーがゲスト登場。サントリーのウィスキー・アンバサダー(ウィスキーの価値や魅力を語る魅力を語る伝道師)の方と、今宵もゆるゆるとウィスキートークを繰り広げた。SALOONのDJはDJ-COMPUMA(スマーフ男組)が登場。SLYから大沢誉志幸へと続く“らしい”選曲に、集まっていたお客さんが「そうくるか!」と思わずつぶやいていた。SALOONのDJは、伝説のラップグループ:キミドリのメンバーで、現在はリミックス/プロデュース/DJとして活動中のクボタタケシ。いい感じにお酒の入った観客を気持ちよく躍らせた。
そしてUNITにはあの清水ミチコが。息苦しくなるほどパンパンに詰まった会場で、「愛の賛歌」やフォークソングメドレーなどでおなじみのモノマネを惜しみなく披露。20分間という短い時間ではあったが、職人芸とも言えるそのステージパフォーマンスに、終演後の観客のざわつきがいつまでも続いた。
そのまま時間を空けずに登場したのは東京パノラマ マンボ ボーイズ。ド派手な衣装と佇まい、そしていきなりのボヤきに、観客も動揺(笑)している様子。ただし、数秒後には「ウーっっっ!」と、腕を高く振り上げ、全力で彼らのボヤきに全力で応えていた。最後はタワーレコードの黄色いタオルを客席にバンバン投げ入れる大盤振る舞いでおおいに客席を沸かせたあと、フリフリの衣装を揺らしながら颯爽とステージを後にした。
そして、Love or Hate Night vol.2の大トリは、今宵限りの復活を遂げるTHE MICETEETH。フロアからはみ出した人が階段にもあふれ出るほど、その最後を見届けようと集まった人々の前に、いつも通りひょうひょうと現れたTHE MICETEETHの面々。「Tomorrow more than words」からはじまり、「夜明けの小舟」「ネモ」「サルビア」など立て続けに彼らの代表曲が続き、改めて名曲揃いのバンドだと実感させられる。本編ラストの「春のあぶく」まで、相変わらずのゆるーいMCをはさみつつ10曲一気に駆け抜け、アンコールでは、サポートメンバーも含む全員がメッセージを。時おり飛んでくる観客の声には関西弁も混じり、彼らの本当のラストライブを見るために、広い地域の人が集まったのだとわかる。「結婚式のあいさつみたいになっちゃいましたけど」と、照れ隠しなのか、思わず次松大介が茶化したほど、一瞬会場中が「ほんとに最後なんだ」というしんみりした雰囲気にはなってしまったが、最後に演奏された「Rainbow Town」では、ふたたび会場中が笑顔で満ちた。主役の去ったステージを見つめながら、いつまでも続く「もう一回」という声がすこしせつなかったが、今日この瞬間に立ち会えた人たちは、ほんとうに幸せだったと思える、最高の解散ライブとなった。
こうして、2日間におよぶ、TOWER RECORDS 30周年記念イベント“Love or Hate”Nightは終了した。
<Likkle Mai & THE K>
・Book Of Rules
・共にゆこう
・My Woman
・One Life To Life
・WAR
<Likkle Mai & THE K & Operators>
・Zion Eyes
・Home,Sweet Home
・Why Are You In A Harry?
<Operators’>
・Operators Disco
・S-1
・Remenber of MAY
・SUR STEADY
・SOUL SKIN
<清水ミチコ>
・さっちゃん替え歌
・愛の賛歌
・私のフォークメドレー
<東京パノラマ マンボ ボーイズ>
・MAMBO!!
・Hit The Bongo
・Oya Como Va
・ボンゴ天国
・ダイナマイトマンボ
・Green Onion~Peter Gun
・Taboo
・Mambo Medly
<THE MICETEETH>
・Tommor more than words
・Sleep on Steps
・夜明けの小舟
・ネモ
・サルビア
・霧の中
・ゴメンネベティ
・レモンの花が咲いていた
・Sky Ball
・春のあぶく
-アンコール-
・トルキッシュコルト
・Rainbow Town
pix by (C)ryu kasai
◆TOWER RECORDS 30周年記念イベント2日目、いつまでも続く「もう一回」 ~画像編~
▲橋本徹 |
▲SPECIAL OTHERS |
▲Likkel Mai & THE K |
▲クボタタケシ |
▲清水ミチコ |
▲東京パノラマ マンボ ボーイズ |
▲THE MICETEETH |
1回目のDJが終了するとともに、ステージのスクリーンに映し出されたのは、『Welcome to TOWER RECORDS 30th Anniversary“Love or Hate”Night vol.2』の文字。続いてUNITに出演するアーティストの映像が流れると、すし詰め状態の観客からそれぞれに歓声があがる。本日の大トリTHE MICETEETHには、どよめきにも似たひときわ大きな声があがっていた。そして登場したのはファーストミニアルバム『BEN』をタワーレコードのレーベルからリリースしているSPECIAL OTHERS。彼らは25周年記念イベントにも出演するなど、タワレコのアニバーサリーイヤーには欠かせないアーティストとなっている。そんな彼らのピースフルなステージに、集まった人たちも手をあげからだを揺らし、自由にその時間を楽しんでいた。
UNICEには前日に続き月亭方正が登場。入りきらないお客様が通路にあふれる中、客席を通って現れた月亭方正に黄色い歓声があがる。2日目ということもあり、リラックスした様子で演じたのは「猫の茶碗」。ちなみに、1時間ほど後にも同じステージに登場。そのときの演目は古典落語としておなじみの「阿弥陀池」であった。
そしてUNITの2番手はLikkel Mai & THE K。アコースティックギターの音色に乗せてLikkel Maiの力強いヴォーカルが誰の胸にも響くような身近なメッセージを届けていく。そして、Likkle Maiが日本語詞をつけたというボブ・マーリーの「War」が終ったあと「素敵なバンドを紹介します」と呼び込まれたのは、COOL WISE MANのリズム隊で結成されたOperators。Likkel Mai &THE Kもそのままステージに残ったまま、ステージがスタート。強力なバンドを携えたLikkle Maiのヴォーカルがガラリと色を変え、観客を圧倒していく様は圧巻。「Zion Eyes」など3曲をそのメンバーで披露した後、Operatorsだけのステージも披露された。
UNICEでは、NO MUSIC, NO WHISCKYキャンペーンのトークイベントが開催。当日はSPECIAL OTHERSのメンバーがゲスト登場。サントリーのウィスキー・アンバサダー(ウィスキーの価値や魅力を語る魅力を語る伝道師)の方と、今宵もゆるゆるとウィスキートークを繰り広げた。SALOONのDJはDJ-COMPUMA(スマーフ男組)が登場。SLYから大沢誉志幸へと続く“らしい”選曲に、集まっていたお客さんが「そうくるか!」と思わずつぶやいていた。SALOONのDJは、伝説のラップグループ:キミドリのメンバーで、現在はリミックス/プロデュース/DJとして活動中のクボタタケシ。いい感じにお酒の入った観客を気持ちよく躍らせた。
そしてUNITにはあの清水ミチコが。息苦しくなるほどパンパンに詰まった会場で、「愛の賛歌」やフォークソングメドレーなどでおなじみのモノマネを惜しみなく披露。20分間という短い時間ではあったが、職人芸とも言えるそのステージパフォーマンスに、終演後の観客のざわつきがいつまでも続いた。
そのまま時間を空けずに登場したのは東京パノラマ マンボ ボーイズ。ド派手な衣装と佇まい、そしていきなりのボヤきに、観客も動揺(笑)している様子。ただし、数秒後には「ウーっっっ!」と、腕を高く振り上げ、全力で彼らのボヤきに全力で応えていた。最後はタワーレコードの黄色いタオルを客席にバンバン投げ入れる大盤振る舞いでおおいに客席を沸かせたあと、フリフリの衣装を揺らしながら颯爽とステージを後にした。
そして、Love or Hate Night vol.2の大トリは、今宵限りの復活を遂げるTHE MICETEETH。フロアからはみ出した人が階段にもあふれ出るほど、その最後を見届けようと集まった人々の前に、いつも通りひょうひょうと現れたTHE MICETEETHの面々。「Tomorrow more than words」からはじまり、「夜明けの小舟」「ネモ」「サルビア」など立て続けに彼らの代表曲が続き、改めて名曲揃いのバンドだと実感させられる。本編ラストの「春のあぶく」まで、相変わらずのゆるーいMCをはさみつつ10曲一気に駆け抜け、アンコールでは、サポートメンバーも含む全員がメッセージを。時おり飛んでくる観客の声には関西弁も混じり、彼らの本当のラストライブを見るために、広い地域の人が集まったのだとわかる。「結婚式のあいさつみたいになっちゃいましたけど」と、照れ隠しなのか、思わず次松大介が茶化したほど、一瞬会場中が「ほんとに最後なんだ」というしんみりした雰囲気にはなってしまったが、最後に演奏された「Rainbow Town」では、ふたたび会場中が笑顔で満ちた。主役の去ったステージを見つめながら、いつまでも続く「もう一回」という声がすこしせつなかったが、今日この瞬間に立ち会えた人たちは、ほんとうに幸せだったと思える、最高の解散ライブとなった。
こうして、2日間におよぶ、TOWER RECORDS 30周年記念イベント“Love or Hate”Nightは終了した。
<Likkle Mai & THE K>
・Book Of Rules
・共にゆこう
・My Woman
・One Life To Life
・WAR
<Likkle Mai & THE K & Operators>
・Zion Eyes
・Home,Sweet Home
・Why Are You In A Harry?
<Operators’>
・Operators Disco
・S-1
・Remenber of MAY
・SUR STEADY
・SOUL SKIN
<清水ミチコ>
・さっちゃん替え歌
・愛の賛歌
・私のフォークメドレー
<東京パノラマ マンボ ボーイズ>
・MAMBO!!
・Hit The Bongo
・Oya Como Va
・ボンゴ天国
・ダイナマイトマンボ
・Green Onion~Peter Gun
・Taboo
・Mambo Medly
<THE MICETEETH>
・Tommor more than words
・Sleep on Steps
・夜明けの小舟
・ネモ
・サルビア
・霧の中
・ゴメンネベティ
・レモンの花が咲いていた
・Sky Ball
・春のあぶく
-アンコール-
・トルキッシュコルト
・Rainbow Town
pix by (C)ryu kasai
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