ブルース・ウィリスによるヒップホップ・ドキュメンタリーがDVD化。

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ハリウッド俳優のブルース・ウィリス(Bruce Willis)と、ラッパー/シンガー/女優のクイーン・ラティファ(Queen Latifah)が共同で制作し、数々の映画祭で賞を獲得するなど高い評価を得たヒップホップのドキュメンタリー映画が遂にDVD化された。


2人がプロデュースしたのは"The Hip Hop Project"という映画で、元ホームレスでラッパー/社会活動家のクリス"カズィ"ロール(Chris "Kazi" Rolle)が1999年に始めた「ヒップホップ・プロジェクト」を4年間追いかけたドキュメンタリー作品。この「ヒップホップ・プロジェクト」は、高校中退者やホームレス、刑務所を出たばかりといった社会からドロップアウトしかけているニューヨークの若者たちに、音楽制作の手法などを教え、音楽を通して彼らの創造力や情熱を引き出して支援するというプログラム。同映画では、Def Jam Recordsの創始者ラッセル・シモンズ(Russell Simmons)とブルース・ウィリスが若者たちのレコーディング費用を提供し、彼らのリアルな人生を書いた曲を作らせ、アルバムを制作していく4年間の経過を描いている。

"The Hip Hop Project"は2007年春にアメリカ国内で公開されたが、今年1月5日にようやくDVD盤(リージョン1)が発売となった。このDVDの売り上げの純利益は、すべて若者の労働を支援する機関に寄付されるとのこと。日本盤の発売は未定。サウンドトラックCDは2007年に発売済で、DJクルー(DJ Clue)によるミックステープがオフィシャルサイト www.hiphopproject.com で無料で配布されている。

text by notrax
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