オードリーも参加した新・受験生ブルース

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受験シーズン真っ只中。みなさん頑張っていることでしょう。全神経を集中させて勉強に勤しんでいる…と言いたいところだが、何かと雑念や迷いも隣り合わせで、誘惑から逃れるのも大変なのが現実だったり。

そんな心持が良~く現れた、ラジオ番組に寄せられた「受験生からのフレーズ」の一部を紹介しよう。

・「ひょっとしたら2ちゃんねるに問題が漏れてないかと、必死に探す」
・「勉強中に、友達のブログが更新してないか気になる」
・「無駄にシャープペンのグリップにこだわる」
・「志望校のサイトを見てたつもりが、気づくとエロサイトを見ている」
・「ケータイで友達にメール送って、邪魔してライバルを一人減らす」
・「マークシートだと、もしかして満点じゃないかと思ってしまう」
・「第一問目の選択肢で、(ア)を選ぶ勇気がない」
・「ケータイで辞書をひいてるうちに、いつのまにか他の機能で遊んでしまう」

生の声だけに笑っちゃうほどリアル。そんな受験生の言葉を元に誕生した楽曲が2作品、着うた(R)と着うたフル(R)で2010年1月9日から配信となる。「中くらいの夢 feat.オードリーのオールナイトニッポン 激励編」「中くらいの夢 feat.オードリーのオールナイトニッポン 癒し編」の2曲だ。

これはニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』で誕生した受験生のための歌。そもそもラジオの深夜放送は、長い間受験生に支えられてきたという。高石ともやが歌う元祖「受験生ブルース」が大ヒットしたのは昭和43年(1968年)。「でもそれはセンター試験もケータイもネットもない時代の受験の歌。そうじゃなく、現代の受験生たちにピッタリくる歌が欲しい」と思ったオードリーが、番組でリスナーに対し作詞のフレーズを呼び掛けたところ、沢山のメールが番組に寄せられた。それが前述のフレーズ群だ。

今も昔も変わらない受験生事情が垣間見えるこれらのフレーズを元に、作詞家であり番組の構成作家も務める藤井青銅が一編の詞に再構成。彼らの言葉に、現代の受験生があまり高望みしていない傾向が見えてきたことから、タイトルは「中くらいの夢」となった。完成した詞を発表し、曲をつけて欲しいとリスナーに呼びかけ、寄せられた曲がこの2曲なのである。番組で行なった人気投票で人気を2分したこの曲は各「激励編」「癒し編」と題され、ついに完成となったのだ。

この2曲の完成度にほれ込んだオードリーの春日・若林のふたりも、それぞれの曲のナレーションとして助っ人参加している。春日は「激励編」に参加し、「どんな難関校も、この春日がトース(通す)!」と、相変わらずの上から目線。一方、若林は「癒し編」にて「僕がコーラスに参加するとすべてをぶち壊してしまうので、ナレーション参加にしました」と控えめのコメント。さらに「春日が参加している、激励編の方がより多くダウンロードされるに決まっている」「いやいや、春日には負けません。若林参加の癒し編の方が人気になるでしょう」とお互いの一推し曲をプッシュ、「これは、オードリー内の代理戦争だ!」と穏やかではないものの、敗者復活から這い上がって人気者へ…というオードリーの勝負強さこそ、受験生はあやかりたいところだ。

「中くらいの夢 feat.オードリーのオールナイトニッポン(癒し編)」
※作曲・歌はみなみさんという女性。ピアノ弾き語りのソフトな「癒し編」。みなみさんは、かつてバンド活動をしていたが最近は活動中止。現在は派遣社員として働いている。「ラジオで聞いて“これだ!”と思い、翌日すぐにキーボードを買って、一日で曲を作って送りました。まさか選ばれるとは思いませんでした。私自身も、中くらいの夢が叶いました」

「中くらいの夢 feat.オードリーのオールナイトニッポン(激励編)」
※作曲・歌は、テラリンさんという男性。男っぽいギターの弾き語り。現在は某百貨店に勤務。「学生時代のギターを引っ張り出して作りました。私も以前は受験で苦労し、ラジオが友達だった。今の受験生に“頑張れ”という思いをこめて作りました。歌を出すことは会社に内緒です」

着うた(R)、着うたフル(R)は、下記URLにて。受験生の諸君、健闘を祈る。

「中くらいの夢」ダウンロード・サイト:http://mobile.1242.com/lf_mobile

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