[クロスビート取材こぼれ話] ヴァンパイア・ウィークエンド

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最新作「コントラ」を1月13日にリリースするヴァンパイア・ウィークエンド。来日時に行なった取材では、彼らの意外な一面が垣間見られた。

名門コロンビア大学出身で、高学歴ロック・バンドとして知られる彼ら。この日はフロントマンのエズラ・クーニグとドラマーのクリス・トムソンの2人とのインタビューだ。取材中も口をついて飛び出すのは、イメージ通りの知性溢れる回答ばかり。「さすが、本当に頭がいいのだな」と感心していたのだが、読者プレゼント用のサイン色紙を渡すと、エズラ・クーニグが嬉々としてお絵かき開始。まるでリレーのようにお互いに色紙を交換しながら、無邪気に絵を描いていく。

インタビューに応えているメンバーは絵を全く描かず、まっすぐ前を見て取材を受けてくれるという丁寧ぶり。しかしエズラと話している途中でサイン色紙を覗き込もうとすると、クリス・トムソンに「いや、これはまだ見せられないんだ」と隠され、その後は衝立のように色紙を立てられほぼ秘密状態に。2人はことあるごとに覗き込んでクスクス笑っていた。

そうして完成したのがイラスト満載のサイン色紙(写真)。2人曰く、これは「クロスビートのマスコット・キャラクターであるキャットマンが、亀を散歩させている」イラストだそうだ。クロスビートから何故キャットマンを連想したのか、そして何故それがマスコット・キャラクターになったのかは謎だが、メンバーはよっぽどこの絵が気に入ったらしく、次の予定も詰まっている中でクリス・トムソンは別室のソファーに寝転んでいたクリス・バイオ(B)の元へダッシュ。彼に絵を見せて満足げに笑っていた。

そうして色紙には3人分のサインが入ることになったが、とにかくヴァンパイアの面々、意外に子供っぽい面もあるのだなぁと思わされる楽しげな取材だった。

もちろんこちらのサインはクロスビートの本誌読者1名様にプレゼント。この時のインタビューが掲載された、現在発売中の2010年2月号をチェックしてください。

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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