130万枚突破、EXILE『愛すべき未来へ』のセールスが好調な理由
EXILE2年ぶりのオリジナルアルバム『愛すべき未来へ』が、12月2日の発売後、10日間で出荷枚数130万枚を突破したことがわかった。その勢いは止まることを知らない。
◆『愛すべき未来へ』のCD情報&メンバー動画コメント
セールスが好調な要因としては、大きく分けてふたつの点が考えられる。ひとつは今回のアルバムが、EXILEのファン層のニーズに対応できる柔軟さを持っている点。もうひとつは、この作品がオリジナルアルバムにしてベスト盤のような充実度を備えている点。
今回のアルバムは、初回生産限定盤(CD+2DVD+XmasCD)に加え、通常盤としてCD+2DVD盤、CDのみ盤という3つの形態でリリースされており、このラインナップが、EXILEが抱えている幅広いファン層の様々なニーズに柔軟に応えることに成功したと考えられる。熱心なファンは、EXILEの曲だけでなく、映像もほしいしXmasCDもほしい、と、初回限定盤を手にしただろうし、映像はともかく、EXILEの曲が聴きたいというファンは、CDのみ盤を選択したかもしれない。もっともライトな一般リスナーは、着うた(R)でほしい曲だけを、という手段をとったことだろう。現にアルバム収録の新曲「Heavenly White」は、レコチョクランキングで最高3位まで上昇する動きを見せている。アルバム収録の新曲で、しかもノンタイアップの楽曲がランキング上位に食い込んでくるという現象は稀だという。
ところで、おもに着うた(R)などで楽曲を購入しているユーザーの動きは、アルバムのセールスには直接は結びつかないように思える(「CDが売れなくなった」という問題の、数多くある理由のひとつとして、「楽曲のダウンロードが一般化した」ということが挙げられていることからもわかるように)。しかし、今回のEXILEのアルバムは、必ずしもそうとは言い切れない。
本アルバムに収録されている楽曲の総ダウンロード数は2500万ダウンロードを超えており(有料配信分のみカウント)、全15曲中13曲にタイアップがついている。普段は着うた(R)でしかEXILEの曲を購入していないリスナーや、EXILEに限らず、流行っているJ-POPを広く浅く聴いている人、CMやテレビ番組などでEXILEの曲を耳にして、“ちょっといいな”と思っていた人にとっては、この『愛すべき未来へ』は、EXILEのオリジナルアルバムにしてベスト盤的な意味合いも持っている、充実度の高いアルバムであるはず。普段はEXILEの新しめな曲をなんとなく聴いているが、歌詞も含めて、ちゃんと手元に作品として残しておきたい、と、リスナーが考えたとき、“具合のいい”1枚ともいえるのだ。
また、先に紹介した「Heavenly White」は、切ない男の恋心を歌い上げたミディアムナンバーで、ファンのブログなどでは、“EXILE史上に残る名曲”という評価が散見される。これは想像の域を出ないが、新曲が聴きたかったファンがこの曲をダウンロードし、作品としての完成度の高さが評判を呼び、ランキングが上昇。ランキング上位に“EXILEの新曲”として顔を出すようになるにつれ、普段はEXILEの作品をアルバム単位では購入しないような一般リスナーや、カラオケ用に旬な曲をチェックしている人たちの目にもとまるようになり、同じくこの楽曲をダウンロード。評判通りの楽曲で、“これだけいい曲が入っているならば”と、最新アルバムの購入に流れたとしても不思議なことではない。つまり、ノンタイアップ曲である「Heavenly White」のクオリティの高さを評価し、その評価からアルバム『愛すべき未来へ』への期待を込めて購入したリスナーもいたのではないか、ということである。そしてもちろん、個人ブログなどで高い評価を受けているのを目にして購入に踏み切ったという人もいることだろう。
なお、今後EXILEは、12月25日にはテレビ朝日系列『ミュージックステーションスペシャル』に、12月30日は、TBS系列『第51回 輝く!日本レコード大賞』、12月31日の大みそかはNHK『第60回 NHK紅白歌合戦』、TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ』などの特番に出演。さらに、2年前に大ブレイクした『めちゃ×2イケてるッ!』の人気特番『めちゃイケ オカザイルSP』も12月30日にまたもや再放送が決定。
怒濤のテレビ出演、楽曲パフォーマンスをきっかけに、アルバム『愛すべき未来へ』のセールスは今後も伸びていくことが期待される。
◆EXILE オフィシャルサイト
◆iTunes Store EXILE(※iTunesが開きます)
◆『愛すべき未来へ』のCD情報&メンバー動画コメント
セールスが好調な要因としては、大きく分けてふたつの点が考えられる。ひとつは今回のアルバムが、EXILEのファン層のニーズに対応できる柔軟さを持っている点。もうひとつは、この作品がオリジナルアルバムにしてベスト盤のような充実度を備えている点。
今回のアルバムは、初回生産限定盤(CD+2DVD+XmasCD)に加え、通常盤としてCD+2DVD盤、CDのみ盤という3つの形態でリリースされており、このラインナップが、EXILEが抱えている幅広いファン層の様々なニーズに柔軟に応えることに成功したと考えられる。熱心なファンは、EXILEの曲だけでなく、映像もほしいしXmasCDもほしい、と、初回限定盤を手にしただろうし、映像はともかく、EXILEの曲が聴きたいというファンは、CDのみ盤を選択したかもしれない。もっともライトな一般リスナーは、着うた(R)でほしい曲だけを、という手段をとったことだろう。現にアルバム収録の新曲「Heavenly White」は、レコチョクランキングで最高3位まで上昇する動きを見せている。アルバム収録の新曲で、しかもノンタイアップの楽曲がランキング上位に食い込んでくるという現象は稀だという。
ところで、おもに着うた(R)などで楽曲を購入しているユーザーの動きは、アルバムのセールスには直接は結びつかないように思える(「CDが売れなくなった」という問題の、数多くある理由のひとつとして、「楽曲のダウンロードが一般化した」ということが挙げられていることからもわかるように)。しかし、今回のEXILEのアルバムは、必ずしもそうとは言い切れない。
本アルバムに収録されている楽曲の総ダウンロード数は2500万ダウンロードを超えており(有料配信分のみカウント)、全15曲中13曲にタイアップがついている。普段は着うた(R)でしかEXILEの曲を購入していないリスナーや、EXILEに限らず、流行っているJ-POPを広く浅く聴いている人、CMやテレビ番組などでEXILEの曲を耳にして、“ちょっといいな”と思っていた人にとっては、この『愛すべき未来へ』は、EXILEのオリジナルアルバムにしてベスト盤的な意味合いも持っている、充実度の高いアルバムであるはず。普段はEXILEの新しめな曲をなんとなく聴いているが、歌詞も含めて、ちゃんと手元に作品として残しておきたい、と、リスナーが考えたとき、“具合のいい”1枚ともいえるのだ。
また、先に紹介した「Heavenly White」は、切ない男の恋心を歌い上げたミディアムナンバーで、ファンのブログなどでは、“EXILE史上に残る名曲”という評価が散見される。これは想像の域を出ないが、新曲が聴きたかったファンがこの曲をダウンロードし、作品としての完成度の高さが評判を呼び、ランキングが上昇。ランキング上位に“EXILEの新曲”として顔を出すようになるにつれ、普段はEXILEの作品をアルバム単位では購入しないような一般リスナーや、カラオケ用に旬な曲をチェックしている人たちの目にもとまるようになり、同じくこの楽曲をダウンロード。評判通りの楽曲で、“これだけいい曲が入っているならば”と、最新アルバムの購入に流れたとしても不思議なことではない。つまり、ノンタイアップ曲である「Heavenly White」のクオリティの高さを評価し、その評価からアルバム『愛すべき未来へ』への期待を込めて購入したリスナーもいたのではないか、ということである。そしてもちろん、個人ブログなどで高い評価を受けているのを目にして購入に踏み切ったという人もいることだろう。
なお、今後EXILEは、12月25日にはテレビ朝日系列『ミュージックステーションスペシャル』に、12月30日は、TBS系列『第51回 輝く!日本レコード大賞』、12月31日の大みそかはNHK『第60回 NHK紅白歌合戦』、TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ』などの特番に出演。さらに、2年前に大ブレイクした『めちゃ×2イケてるッ!』の人気特番『めちゃイケ オカザイルSP』も12月30日にまたもや再放送が決定。
怒濤のテレビ出演、楽曲パフォーマンスをきっかけに、アルバム『愛すべき未来へ』のセールスは今後も伸びていくことが期待される。
◆EXILE オフィシャルサイト
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