YOSHIKA、“嫌悪感”から生命に向き合った作品『REDWOOD TREE』

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「最悪だと思いました。だからこのアルバムができました」── これが、YOSHIKAが新しい作品を作ろうと思った動機だという。

m-floの10周年アニバーサリーライヴにて、集まった約22,000人(2日間合計)のm-floファンの前で久しぶりに名曲「let go」を聴かせてくれたYOSHIKA。ひとりの女性R&Bシンガー女性から、守るべきものが生まれ、母となった彼女が、“生命”というものに向きあって生まれたのが、2010年1月13日にCDリリース、12月16日よりiTunesで先行配信されるアルバム『REDWOOD TREE』だ。

◆『REDWOOD TREE』のCD情報

今回の作品は、“メロウ・フォーク・アルバム”という形容がピッタリとくるような、そんなアルバム。アコースティックなサウンドに透明感溢れるYOSHIKAのエアリーヴォイスで、ラウンジ的でありながら、どこか懐かしいキャッチーメロディをもつ1枚だ。もっと言うと、YOSHIKAの母としての顔すらも見え隠れするような、優しさと温かさを備えた作品となっている。なお、アルバム収録曲「Someday」が、現在、彼女のMySpaceにてフルサイズで試聴可能だ。m-flo loves YOSHIKA「let go」のイメージとはまた異なった一面に触れてみてほしい。

ところで、冒頭に紹介した、彼女が『REDWOOD TREE』を制作した動機。これは実際に彼女の言葉を以下に掲載しよう。シンガーとしてだけではなく、妻として、母として、人間・YOSHIKAとしての言葉として受け止めると、この作品について、すべてがひとつにつながっていくような感覚を覚えるはずだ。

   ◆   ◆   ◆

「友人に会いにカリフォルニアに行ったときに連れて行ってもらった国立公園で、この木に出会いました。

それはそれは大きな木。でも根元まで切り落とされた切り株。何千年も何万年も生きていたであろうその木を、人は見つけて切り落とし、その上で踊って祝った。いくつにも切り刻んで色々な博物館へと飾った。公園にいたガイドのおじさんはなんだか誇らしげにその話をしていた。

この木は生きていたら、今どんなに素晴らしい命の形となっていただろう。その大きさでいくつの命を見守り包んでいただろう。そんな母なる姿を想像したら胸が苦しくなりました。本当に最悪だと思いました。」── YOSHIKA

◆YOSHIKA MySpace
◆YOSHIKA オフィシャルサイト
◆iTunes Store YOSHIKA(※iTunesが開きます)
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