Diggy-MO'、言葉より多くを語る美麗なバラード「Arcadia」特集

ポスト

Diggy-MO' SOUL'd OUTのメインMC、Diggy-MO'渾身の一曲特集

届けたい、このメッセージ

メッセージ映像

INTERVIEW

コノヤロー、バカヤローとか言ってるけどさ(笑)。
でも俺的には、ユーザーをみんな抱きしめてるんだよね。

――少なくとも、Diggy-MO’を聴いてるリスナーは、わかってると思いますよ。話は飛びますけど、ソロになってからって、ライフ・サイクル的に何か変化はありますか。

生活の、音楽に携わってる密着度というのは変わらない。ただ、クリエイティヴィティにおいて考えることが違うという感じかな。楽曲的なバリエーションというのは、グループでやってると、どうしても持ちきれない部分というのが多いから。いろんなバリエーションをやっているようでいて、やっぱりどこかで、必ず打ち込みの軸を考えたりとか、そういうことがあるから。

――そう、逆にそうなんですよね。一人になるとより絞られたものが出てくるかと思ったら、逆に楽曲のバリエーションとしてはグッと広がって、そこが面白いと思って。

SOUL'd OUTのときには“まとめる”という方向を俺は考えていたので。家族でいうと、母親的な方向だったと思う。奇をてらわずに、正直に言うと。母性のほうが強いかもしれない、グループのときは。

――それ、面白いです。

そういうふうには見えてないだろうけど(笑)。ウワーっ!ってやり散らかしてる感じなんだろうけど。グループに対しては母性って感じかな。ソロは、その母性がリスナーのほうにより向けられる気がする。

――ああ、はい。それで“抱きしめてる”という話になる。

そうそう。グループの場合は3人いるから、ユーザーへのサービスというか…言い方がわかんないけど、そのへんは二人に任せるという感じで。俺はとにかくこのチームをなんとかする、そっちのほうが重要で。悪いけどユーザーは二の次だって、何かのインタビューで言ったことがあるんだけど。

――正直者ですね(笑)。いらない誤解を招きそうな。

そうなんだけどね(笑)。

――でも今の言い方はものすごいよくわかりました。母性の向く方向が違うんですね。

のほうが、結局リスナーに対してもつながるだろうなと思ってるからね。グループのほうに自分の母的な思いを向けていれば、自然とリスナーともコミニュケーションをとりやすくなるだろうなっていう。

――納得しました。

うん。やっと、ちゃんと言えるようになりましたね。7年を経て(笑)。でもここまでやんなきゃ、言っちゃいけないような気がするしさ。そんなこと。

――そして2010年に向けて、新曲作りは日々相変わらず?

やってるやってる。

――何かあります? 見えてる方向とか、キーワードとかは。

キリがないよね。やりたいこともそうだし、キリがないって感じ。

取材・文●宮本英夫

この記事をポスト

この記事の関連情報