‘イギリス初’のラッパー?、デリック・Bが逝去。

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イギリスでいち早くラップを始め、ヒップホップを広めることに貢献したラッパーのデリック・B(Derek B.)が15日、心臓発作を起こして亡くなった。英Mirror紙が報じているものだが、正確な死因は不明。享年44歳。

デリック・Bは1988年、デビュー・アルバム"Bullet from a Gun"をリリース、シングル"Bad Young Brother"がヒットさせた人物でイギリスで初めてポップヒットを放ったラッパーとされている。15歳でDJを始めた後、レコード・レーベルのアーティスト発掘/プロモーション担当として働いていた際、自ら企画したコンピレーション・アルバムの局数が足りなかったことから自らラップ曲を制作、ラッパーとしてのキャリアを開始したという人物で、サッカー・ファンにはリバプールFCの選手がラップした"Anfield Rap"(1988年)の共作者としても知られている。

イギリスのラップはその後、独特の進化を繰り返し、現在はディジー・ラスカル(Dizzee Rascal)、タイ(Ty)など多数のアーティストが活躍中。またヒップホップとは異なる‘グライム’と呼ばれるスタイルなども生み出している。

ご冥福を祈ります。

◆デリック・B Artist Info(notrax)
◆デリック・B Artist Video(notrax)
text by notrax
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