つるの剛士、ツアー千秋楽はサプライズの応酬

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大ヒットカバーアルバム『つるのうた』『つるのおと』を引っ下げての、つるの剛士初ソロライブツアー<ひとのうただけどつるのうた>が11月15日(日)千秋楽を迎えた。

◆つるの剛士、ツアー千秋楽はサプライズの応酬 ~写真編~

10月4日新潟を皮切りに7都市8公演、ツアーとしては約4万人を集客。全会場完売御礼で、0歳の小さな子供から70代のお年寄りまで幅広い層のファンを動員し、全曲カバー曲で構成という、あまり前例のない“つるのオリジナル”感を惜しみなく詰め込んだツアーだ。

千秋楽を迎えた、出身地でもある福岡公演もそのひとつ。会場となった福岡市民会館は、前日までの雨が嘘のように晴れた“つるの日和”。立見席が出るほど人がごった返す、溢れんばかりの熱気で包まれていた。つるの剛士のカバー代表曲とも言える「M」で本編スタートした彼の表情、「ラヴ・イズ・オーヴァー」で余裕すら感じる表現力、後半戦でギター弾きながらの様になった“たたずまい”は、このツアーでの経験値を既に“アーティストとしての成長”に昇華させている“凄み”を感じさせた。

そしてこの日は、終了時間に近づけば近づくほど、サプライズのオンパレード。まず、オーディエンスのアンコールの声が、なんと自然と“ハッピーバースデー”の曲に。これは先日産まれた第四子つるのいろちゃんを会場全体で祝福するものだ。その中で登場した彼は、涙を必死にこらえながらKANの名曲「永遠」を熱唱。

このタイミングから、なんとも言えない温かい空気が漂い始めた。お返しとして本人からも、無作為に選んだファンを舞台に上げ、プレゼントをするサプライズ。すると最後には、ファンが思い思いに文字を綴った“巨大よせがき”をスタッフと協力してつるのにサプライズプレゼント。そしてたたみかけるように会場のマルチ画面に、つるの剛士両親からのサプライズコメントが。花束ももらい、男泣きをせざるを得ないこの会場において、必死に必死に涙をこらえている彼の“素”の姿がとても印象的であった。

ライブ最終日ということもあり、3時間を越えるいつも以上に濃密な時間になったが、この日の様子を押さえた貴重なライブ映像は、DVDとして発売となるという。このツアーを通して、オリジナル楽曲への意欲も見せたつるの剛士。期待して待とう。

<ひとのうただけどつるのうた>
@福岡市民会館
1:M
2:プライマル
3:レイニーブルー
4:ラヴ・イズ・オーヴァー
5:愛をくれよ
6:HOWEVER
7:君となら
8:歩いて帰ろう
9:未来予想図II
10:君だけを守りたい
11:ペガサス幻想
12:笑顔のまんま
13:ビューティフル・ネーム
14:夢
EN1-1永遠
EN1-2翳りゆく部屋
EN2-1さよならの向う側
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