BLiSTAR、楽しく切なく力強いデビューMiniアルバム『B』リリース大特集

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BLiSTAR 鮮烈のデビューMiniアルバム『B』2009.11.18リリース特集

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INTERVIEW-02

──一方、NANA-Aちゃんの歌詞は、MAYUちゃんとはまた全然違ったトーンで。

NANA-A: 私のはかなり暗いですよね(笑)。特に「Cherish」とかは葛藤してる頃に書いてたんで、自分に言い聞かせるように書いたんです。“迷いながらつまづきながら/それでもまだ前に進んでいたい”って。

──“「信じていればいつか叶う」なんて誰かが言ってた/根拠のない未来に期待はしない 私次第よ”っていうフレーズも印象的でした。

NANA-A: その部分は事務所の新年会の帰りかなんかに考えてたことで(笑)。新年会で1年の抱負を言う機会があって、その時に私は“ただ与えられたことをやるだけじゃなくて、自分から一歩踏み出さないと前に進めない”みたいなことを言ったんですよ。で帰る途中、さっきあんなふうに言ったけど本当にその通りだなと思って。

──よく“信じてれば叶うよ”っていう歌は多いけど。

NANA-A: そうですね。でも、ただ信じて“なりたいなぁ”って思ってるだけじゃやっぱりダメだと思うんです。自分が動き出さないと。例えばプロのスポーツ選手でもアーティストでも、何かになりたいのであれば、1日20時間練習し続ければ絶対なれるって何かに書いてあって、確かにそうだなぁと。

MAYU: でも、1日20時間ってことは4時間しか寝ないの? ごはんとかもその4時間に含まれるの?

──いや、そういう問題じゃないから(笑)。

NANA-A: あははは。でも私も4時間じゃ無理だなぁって思いました(笑)。

──(笑)あと「Eyes」は切ないラブソングで、詞と曲がすごく合ってますね。

NANA-A: これは曲を聴いた瞬間に、今までやってきたTHE PINK☆PANDAとは違う大人な感じのラブソングにしようと思って、言葉を掘り返して作ったんです。ただ、サビの一言目の“お願い”っていうとこだけが最後まで悩んで。一度MAYUには別の言葉でレコーディングしてもらったんですけど、最後にまた変えて、そこだけ録り直してもらったんですよね。

MAYU: そう、“お願い”の一言だけ録り直しました(笑)。一言だから逆にすごい難しかった! “あれ? 前はどんなふうに歌ってたんだっけ”みたいな。

──でもそれぐらいこだわって作ったと。RINAちゃんはこういう恋の歌とか聴くとどう?

RINA: えっ? いやぁ……。

MAYU: RINAは感覚的な人なので、歌詞を読んで共感! ってタイプじゃないと思う。それよりも“この曲のこのギターのフレーズが好き”とか、そればっかり。

RINA: そう。「Colors」のAメロの前半のバンドが一斉に入るところとか、すごい好き! あと、全体的なことで言うなら「パラレル・ワールド」のバンドっぽい感じもすごい好き! それから……。

──次々出てきそうだね(笑)。でもそうやって次々好きなところが出てくるってことは、今作が納得のいく作品になったってことですよね。最初は葛藤があったのかもしれないけど。

NANA-A: そうですね。すごく自信のある6曲が揃って、今は早くみんなに聴いてもらいたいなって思ってます。

MAYU: やっぱりインディーズの頃とは1曲1曲のクオリティも全然違うし、友達とかに聴かせても「いいじゃん! 好きだよ」みたいに言ってくれて、それは自信にもなるし。あとは、これを前から応援してくれてる人たちが聴いてどう受けとめてくれるかな? って。そこは今でもちょっとドキドキもんなんですけど(笑)。

──でも何度聴いても飽きない充実作になってるし、そのドキドキや不安はきっと杞憂で終わるんじゃないかな。

MAYU: そうなることを祈ってます!(笑)

──今、今後の目標は見えてますか?

RINA: とりあえず大きいところでライヴがやりたいです!

──具体的には?

RINA: 武道館!

MAYU: SHIBUYA AXでもやりたいよね。THE PINK☆PANDAの頃から「AXでやりたいね」って言ってて、でもまずは11月21日にライヴがあるので、そこで掴んでいきたいなって思うし、これからまた一歩一歩着実に進んでいきたいなって思ってます。

取材・文●赤木まみ

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