元宝塚の彩乃かなみ、宇治橋渡始式での歌唱に「心が震えた」

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10月14日にアルバム『Love Story -ひかりのみち-』で歌手デビューした元宝塚歌劇団月組娘役トップの彩乃かなみが、11月3日に三重・伊勢神宮で行なわれた宇治橋渡始式で、アルバム収録曲である「ひかりのみち with shikinami」のほか、「すみれの花咲くころ」「故郷」の3曲を1万5,000人の前で熱唱した。

◆宇治橋渡始式で歌う彩乃かなみの写真

宇治橋渡始式は、20年ごとに架け替えられる宇治橋が完成した際に、橋の無事を祈り、最初に通行する神事で、渡女(わたりめ)を先頭に、全国から選ばれた一家で三代揃った夫婦が、橋の守護神である饗土橋姫(あえどはしひめ)神社のもとへと橋を渡るというもの。今回は約10万人が参拝に訪れた。

これまで同式では歌を奉納した例はなく、今回は彩乃の楽曲を聴いた伊勢神宮側が「楽曲に込められた祈りと願い、伊勢への感謝の気持ちに心を打たれた」ということで、異例の抜擢となった。

歌手による歌の奉納付きという伊勢神宮はじまって以来の式典となった今回は、満月と伊勢神宮の自然が神秘的な雰囲気を醸しだす中、ステージに立った彩乃の歌声が、気温6度という寒さに凍える観客を包み込んだ。

彩乃は宝塚在団中、2007年に日本の神話をモチーフにした作品「MAHOROBA―マホロバ」に出演し、それ以来、節目のたびに伊勢神宮参拝を続けていることから、「20年に一度の大祭に恐れ多くも参加させて頂き、歌わせて頂きながら心が震えました。とても神聖な場所でしたので、とても清らかな気持ちで歌わせて頂きました。本当に感動致しました。奉納曲に選んで頂いたこの楽曲(「ひかりのみち with shikinami」)を、初めて伊勢神宮の中で歌わせて頂いたとき、今までとは全く違う新たな感動が心に灯りました。心を込めて歌いましたが、逆にお伊勢様から大きな大きなパワーを頂いた感覚でした。これからも奉納曲に選んで頂いたという事に恥じぬよう、精進していきたいと強く思いました」と、式典で歌った心境を語った。

アルバムと同時にシングル発売されている「ひかりのみち with shikinami」のジャケットには、髙城・神宮少宮司様による「伊勢」という文字が揮毫されている。同曲は、オリコンデイリーチャート9位、オリコンウィークリーチャート47位を記録している。

シングル「ひかりのみち with Shikinami」
UPCH-5634 ¥1000(tax in)
2009年10月14日発売

『Love Story-ひかりのみち-』
UPCH-1751 ¥3,000(税込)
2009年10月14日発売

◆彩乃かなみ オフィシャルサイト
◆彩乃かなみ ユニバーサルミュージック公式ページ
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