[2009楽器フェア速報]河合楽器製作所、グランドピアノのキータッチを再現したエレピ

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河合楽器製作所はグランドピアノからエレクトリック・ピアノまでスケールの大きな展示がなされた。その中でも最もチカラが入っていると感じられたのが、デジタルピアノCA93/CA63だ。本格的なグランドピアノのタッチを再現することを目指し、木製鍵盤RM3グランドを採用。これは、強く弾いたときの手応え、押さえ切るまでの重さの持続、そして弱く弾いたときの軽やかさを忠実に再現。ハンマーとハンマーウェイトを新設計し、追従性を向上させ、連打性をグランドピアノと同等レベルまで飛躍的に高めている。

音色は88鍵ステレオサンプリング。ショパン国際コンクールで実際に使われたフルコンサート・グランドピアノからすべての鍵盤の音を収録。音の粒立ちの良さは特筆モノだ。さらにその一音ずつ弱打から強打までタッチの強さを変えて収録し、よりなめらかな音色変化を実現している。

また、「ウルトラ・プログレッシブ・ハーモニック・イメージング」を採用することにより、アコースティックピアノのようなスムーズな音色変化を得ることが出来るようになった。

さらに、背面に「響板スピーカー」を搭載し、スピーカーだけで音を発生させるのではなく、響板に音を伝えて響かせる構造を持っている。

とにかく、鍵盤のタッチが非常にリアル。エレクトリック・ピアノに多いプラスティック鍵盤に我慢できないという人や、本格的なタッチでピアノが学びたい人は、ぜひ一度触ってほしい新製品だ。

◆河合楽器製作所
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