ビヨンセ、またもやマレーシア公演を実現できず。
19日にマレーシアの興業主が発表したもので、「延期はアーティスト側の事情によるもので、他の理由は一切ない。代替日程もほどなく発表する」とだけ声明を発表。一方で、公共の場での女性の肌の露出に否定的な宗教の影響が推測され、関係者も宗教指導者への配慮からコメントを避けている模様。
先月、戒律が厳しいことでも知られる同国のイスラム教保守派団体がビヨンセの公演内容について「道徳に反する西洋のセクシーなパフォーマンスはわが国民には必要ない」と反対を表明した際には、興業主は「ビヨンセは成功を体現しているだけでなく、慈善活動も行う模範的な人物として、宗教団体とも友好的合意に達した」と発表していただけに、残念な結果となってしまった。
ビヨンセは2007年にもマレーシア公演を予定していたが、同様の反対に遭い、代わりに最大のイスラム教徒を抱える隣国インドネシアで公演を敢行した。これまでマレーシア公演を実現させたリアーナ(Rihanna)、グウェン・ステファニー(Gwen Stefani)、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)といった女性アーティストたちは、ライブの内容を露出の少ない衣装と大人しめの演出に変更したとのこと。
◆ビヨンセ Artist Info(notrax)
◆ビヨンセ Artist Video(notrax)
text by notrax