世界へ飛びたつガールズバンドが集結<LIVE MUSIC ism>

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音制連主催のマンスリー音楽イベント<LIVE MUSIC ism>。200社以上の音楽マネージメント連盟が主催するイベントだけあり、早耳リスナーの間では注目株のアーティストがいち早く結集する注目すべきイベントとして話題をさらってきたものだ。様々なテーマを持ってマンスリーで続けてきた<LIVE MUSIC ism>も早半年、今回の<LIVE MUSIC ism>は、夏休みが終了した直後の平日にも関わらず、チケットはソールドアウト。渋谷BOXXは開場時間から鮨詰め状態となった。

“海外で注目を集め、認められたガールズバンド”というコンセプトで固められたラインナップは、Pistol Valve、SCANDAL、そしてschool food punishmentという新鋭3バンド。チケットが完売するのも当然の顔ぶれだ。スーパーバイザーを務める鹿野淳(MUSICA)が「昨今、ジャパニメーションブームやヴィジュアル系ブームなどが世界レベルで沸騰し、僕らが想像もできないような状況が各地で生まれたりしています。その中にタフな気持ちで乗り込み、何らかのアイコンになるべくクールに旗を振っている3バンドです。」と前述していたように、国内外でも注目を集めている彼女達である。

◆世界へ飛びたつガールズバンドが集結<LIVE MUSIC ism>~写真編~

最初に登場したのはschool food punishment。内村友美(Vo、G)以外は男性という、今回のラインナップの中では唯一の男女混成バンドである。CMで大量にオンエアされた「butterfly swimmer 」が記憶に新しく、早耳リスナーの間では最も注目されているバンドのひとつだ。ポストロックを思わせる変則さをベーシックに、蓮尾理之(Key)がシンセで空間的なアプローチを表現する。ドラマチックな楽曲は特筆すべきもので、幅広いバリエーションで押し寄せる音の塊に、あっという間に客席を神秘的な世界へと導いていった。

次に登場したのはSCANDAL。幕が開くや否や、熱狂的な歓声で埋め尽くされる。制服を身にまといながら、非常にアグレッシヴなライヴを展開する、そのギャップの魅力もさることながら、バンドを組んだ直後に見ることができる、初期衝動を伝えることができるガールズバンドだ。

そして、トリをつとめるのはPistol Valve。管楽器を手に持ちながらヴォーカル/ラップでメッセージを、そこにヴァイオリン、バックを支えるのはDJという、変則的な編成の女の子10人組だ。全員が豹柄の衣装で登場し、ステージは一気に華やかに。何よりも大人数で表現するホーンセクションに圧倒される。一見クールに見られがちな彼女たちだが、表現するスタイルはピースフルでハートフル。最後はライヴハウスが熱気に包まれたのは言うまでもないが、客席全体が笑顔で満たされたのが印象的だった。

どのバンドも女性がヴォーカルを勤めるが、そのどれもがパワフルであり、セクシーでキュート。そして、根底に持つアクレッシブさがコンセプト通り世界レベルのパフォーマンスを繰り広げ、<LIVE MUSIC ism>に終止符を引いた。

なお<LIVE MUSIC ism>はネクストステップへ。<NEXUS>と名前を改め11月より新たな門出を切る。初回は新木場STUDIO COASTにて2daysで行なわれる。

<ポップとロックの因数分解、その傾向と対策!?>
11月7日(土)OPEN 15:00/START 16:00
@ 新木場 STUDIO COAST
【出演】flumpool/UNISON SQUARE GARDEN/lego big morl/Prague/and more…
◆チケット詳細&購入ページ

<“NO GIRL, NO BASSIST”~女性ベーシストバンドのNEXUS~>
11月8日(日)OPEN 16:00/START 17:00
@ 新木場 STUDIO COAST
【出演】GO!GO!7188/サカナクション/Base Ball Bear/bonobos/mere mortals (from L.A.)
◆チケット詳細&購入ページ

◆Pistol Valve オフィシャル・サイト
◆SCANDAL オフィシャル・サイト
◆school food punishment オフィシャル・サイト

◆LIVE MUSIC ism オフィシャル・サイト
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