秋に聴くジャズ・ボッサ、Immigrant's Bossa Band

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DJ須永辰緒の<夜ジャズ>や、DJ小林径の<Routine Jazz>など、全国各地のクラブイベントで腕を磨いたブラジリアン・ジャズ・バンド、Immigrant's Bossa Band(イミグランツ・ボッサ・バンド)の最新アルバム『A SONG FOR YOU』が11月6日にリリースされる。

過去3作品の発売はいずれも初夏というボサノバ旬の時期であったが、今作の発売は初冬。待望の最新作がその時期に発表される狙いとして、「いつものImmigrant's Bossa Bandらしさは残しつつ、良い意味でImmigrant's Bossa Bandらしくない作品を意識しました」と語るのは、リーダーのNOBUだ。

タブゾンビ(SOIL&"PIMP"SESSIONS:Tp)や、市川愛(Vo)といったアーティストを起用したり、セルフ・リミックス曲を収録するなど、その通り良い意味で「らしくない」作品に仕上がっている。ボサノバの代名詞ともいえるガット・ギターを前面に推し出しすぎていないのも、新しい感覚と言えるところ。一方で「SKINDO LE LE」や「TAJ MAHAL」といったブラジル曲のカヴァーを演奏しているのも注目だ。

今作は、先行して10月23日に初回限定アナログ盤がリリースされる。こちらはクラブフィールドで活躍する彼らにとって欠かせないツールの一つであり、全国各地のクラブDJが彼らの楽曲をプレイする日も、もう間近。2007年には「IMMIGRANT'S E.P.」をアナログオンリーでリリースし、Dance Music Records のトータルセールスチャートで1位を獲得した実績もある。

ちなみに今回のアナログ盤は、一枚一枚手作業でステンシル・アート(型紙の上から塗料を乗せるアート)をジャケットに施すという前代未聞のアートワークにチャレンジするという。そもそも「BOSSA」とは新しい流れの意味。彼らにとって、もはや既存のジャンル概念は通用しないということのようだ。

<プレ・リリースパーティ>
2009年10月3日(土) 18:00~
@三軒茶屋 a-bridge
GUEST:島裕介(Shima&Shiko Duo)
<リリースパーティ>
2009年11月15日(日) 18:00~
@代官山 LOOP
GUEST:JABBERLOOP
◆Immigrant's Bossa band オフィシャル・サイト
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