七奈美 画像＆Manna Factory猪田武 氏、勝野ファミリーからのコメント

妻・七奈美が闘ったのは、進展型の“小細胞肺がん”でした。
とても深刻な病気でしたが、七奈美は最後まで諦める事無く前向きに闘い、そして生き抜きました。

私は七奈美と共に“がん”と闘うにあたり、心に決めた事が二つあります。
「今ある事にまっすぐ、二人で向き合い逃げない事」
「悔いを残さず、大切な時間を二人で精一杯生きる事」です。
『“がん”と向き合う、まっすぐに』この姿勢こそ闘う事だと学びました。
事実から目をそむけて逃げていたら、私達にはきっと悔いが残ってしまっていたでしょう。

七奈美と闘った半年間に悔いはみじんもありません。
それは、二人でがんに対してまっすぐに向き合った結果だと思っています。

闘病中、七奈美が私に言った事があります。
「“がん”で苦しんでいる方その家族の方々に、
勇気や希望が湧くように私の歌や踊りを役立てられないかなぁ」
その想いを抱きながら、2009年7月7日、七奈美は旅立っていきました。

この度、七奈美の思い伝えていこうと、妹・弟と共に“Manna Factory”を設立いたしました。
「勇気や希望が湧くような活動」を皆様と共にやって行きたいと考えております。
私達に出来る事は、ほんの些細な事かも知れません。
しかし、それが火種となり“がん”と闘っている方々に限らず、人生において闘っているすべての方々への勇気や希望となればと思います。
また、収益金の一部は七奈美が最後まで闘ったがん撲滅のため、医療機関に寄付をして、治療・研究に役立てて頂こうと思っております。

どうか設立の趣旨をご理解頂き、応援のほどよろしくお願いいたします


株式会社　Manna Factory
代表取締役社長　猪田　武

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