フラワーカンパニーズ、結成20周年記念、1曲入魂カヴァー集 『深夜高速 -生きててよかったの集い-』リリース特集

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フラワーカンパニーズ 結成20周年記念 『深夜高速 -生きててよかったの集い-』リリース特集

フラカン渾身の名曲「深夜高速」を豪華13アーティストが1曲入魂カヴァー 全15バージョンの「深夜高速」が聴ける前代未聞のアルバムが登場

INTERVIEW

バンド活動におけるすべてが
“やっててよかった”ことばかりです。

「深夜高速」って、そもそもどういうきっかけで生まれたのでしょう?

鈴木:これはライヴが終わって、次の会場まで移動するクルマのなかで完成させた曲だったと思いますが、よく覚えていないんですよね(笑)。完成させた時も、特別な感慨は湧き出なかったと思います。

でも、この曲は今を生きるすべての人に力強い勇気を与え、何年も語り継がれていくような名曲になる。今回、いろんな音色で聴かせてもらい、そう思いました。

マエカワ:今回のアルバムで、初めて「深夜高速」を客観的に聴くことができたんですけど、いいものを作ったんだなぁと我ながら思いました(笑)。

鈴木:今までボクらを応援してくれている人はもちろん、いろんな人に聴いてもらいたいですね。

さて、10月17日には結成20周年記念ライヴを日比谷野外音楽堂で開催されます。野音でのワンマン公演は、11年ぶりだそうですね。当日は、絶叫と号泣の嵐が巻き起こりそうな気がします。

マエカワ:号泣はどうなんでしょう(笑)。まぁ、でも自分達自身も楽しめるライヴにしたいと思います。

にしても、20年にわたって同じメンバーで不変のロックを奏で続けるバンドって、かなり珍しいと思います。活動を続けていられる秘訣はありますか?

鈴木:特にないんですよね。ボクら、常に次の曲は? ライヴはどうしよう? という目先のことだけを考えて活動していて、気付いたら20年経っていた感じなんです。今もその状態は続いていて、20年やっているんだという感慨に浸る時間がないんですよね。

マエカワ:他人から20年と言われて、ハッとすることはありますけどね。

「深夜高速」での<生きててよかった>になぞらえて、20年フラカンを<やっててよかった>と思う瞬間はありますか?

鈴木:今回のカバーアルバムもそうですし、ライヴを続けていられるのもそうだし、バンド活動におけるすべてが<やっててよかった>ことばかりです。

ぜひ、20年、40年後もフラカンを続けてほしいですが、今後の目標はありますか?

マエカワ:今回のアルバムを通じて、いろんなアーティストの表現方法を知って、自分達はまだまだ足りないことが多いことを実感しましたね。やれること、やりたいことは尽きないです。

最後に、20年間隠し続けているフラカンの秘密があったら教えてください!

鈴木:秘密!?そんなのあったっけ? 個人的な秘密はありますが、バンドで隠していることはないと思いますよ。

マエカワ:ボクら、何がバレたって構わないバンドなんで、隠しごとがないんですよね。逆にそういう姿勢でい続けることができているから、20年バンドをやっていられるのだと思います。

取材・文●松永尚久

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