南こうせつ、19年ぶりの野外ライヴは「ファンと自分の身体の事を考えて」

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デビュー40周年と還暦のダブル・アニバーサリーを迎えたシンガー・ソングライター、南こうせつ。9月20日に行なう19年ぶりの野外コンサート<サマーピクニック>を前に、シングル「二人のラプソディ/風に吹かれて~再会篇」を9月2日にリリースした。

「二人のラプソディ」は、作詞家・荒木とよひさ氏とのコラボ作品で、今は亡き友人達へ贈る鎮魂歌。

「団塊の世代を迎えたせいか、最近は自分より先に旅立った友人達の事を思い浮かべる事が多くなりました。その友の魂を受け継いで、僕たちが長生きしなくではならない!と言う強い使命感が湧き、彼らを偲び、何か鎮魂的な歌を作りたいと思ったんです。」と語るこうせつ。

一方「風に吹かれて~再会篇」は、故・阿久悠氏が生前に書き溜めていた詩にこうせつが曲をつけた作品。三回忌を迎え、阿久氏の幾つかの遺作に命を吹き込みたいという想いで、阿久氏の息子さんが、その中の一篇をこうせつの元へ届けてくれたという。

こうせつは「僕はフォークの道を歩き、阿久さんは偉大な作詞家になられていたので、長い間ご一緒する事がありませんでした。だから、詩を頂いてタイトルを見たとき、先生とは縁を感じました」と感慨深げに話している。

阿久悠氏とは、「酔いどれかぐや姫」(作詞:阿久悠 作曲:南こうせつ)以来39年ぶりの共作で、こうせつにとっては、まさに旧友との再会を果たした形となった。

そして、ファンの間で伝説として語り継がれている野外フェスティバル<サマーピクニック>。1981年から10年間にわたり開催された、音楽フェスティバルの草分け的存在で、毎回豪華ミュージシャンやアーティストを迎え、オールナイトで行なわれていたこのイベントが、9月20日、静岡県掛川市にある“つま恋”で19年振りに復活する。

こうせつは「僕もお客さんも団塊の世代に突入し、いい年齢を迎えているので、もうオールナイトも猛暑も辛いと思うんですよね。ですからファンと自分の身体の事を考えて、今回のステージはお昼から夜までの7時間。時期も涼しい秋にしました。また、伊勢正三さん、イルカさん、尾崎亜美さん、小田和正さん、坂崎幸之助さん、夏川りみちゃん、BIGIN、松山千春さん、ムッシュかまやつさん、森山良子さん、山本潤子さんなど、超豪華メンバーをお迎えします。フォークの野外イベントでこれだけの豪華メンバーが集まるのは、おそらく最後になると思いますので、見届け人をムッシュかまやつさんにお願いしようと思います。また、当日まで明かせないけど、シークレットで大物アーティストにも来て頂きますのでお楽しみにしていて下さい。これは見ないと後悔する野外フェスだと思いますよ」と意気込みを語っている。

<サマーピクニックフォーエバーinつま恋>
9月20日(日)つま恋多目的広場
10:00開場 13:00開演
チケット:ブロック指定¥12000、青春10人きっぷ¥10000(10人以上のグループでの申し込み)
◆チケット詳細&購入ページ

◆オフィシャル・サイト
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