バンド結成10周年を迎えるHY。これまでに5枚のオリジナルアルバムをリリースし、その活動を日本全国に拡大してきた彼らだが、その根本は、やはり沖縄でのストリートライヴにあった。音楽性の広がり、ライヴパフォーマンス、そして音楽に対する意欲の向上すら、ライヴに来てくれたファンのおかげ。自分たちを育ててくれたのは、ライヴに足しげく通ってくれるファンなのだという気持ちを大切にしてきた彼ら。そんな彼らだからこそできる企画だ。HYはいつも身近にいる。そんな気持ちを感じてほしい大特集だ。

――HY結成10周年おめでとうございます。10年という実感は？

許田信介（以下、許田）：長いようで、あっという間でしたね。

宮里悠平（以下、宮里）：ただ一生懸命やってきただけで、これからも同じように、今まで通り頑張っていければと思います。

仲宗根泉（以下、仲宗根）：10年という実感はないですね。10年間は長いようで、短く、一気に駆け抜けてきた感じで。

新里英之（以下、新里）：10年はあっという間でした。初めてメンバーとライヴをしたり、いろいろ経験を積んで、10年の中にぎっしりいろんなことが詰まってる。いい感じに成長していってると思います。

名嘉俊（以下、名嘉）：数字的には節目なんですけど、そこまで意識はなくて。振り返ると、47都道府県のツアーも2回やってるし、常にライヴをしてきて充実した1年1年を10回も送ることができたのも、ファンのみんな、家族、たくさんの支えがあったからだなと思います。一生懸命だったので、いまだに精一杯というのが一人ずつあると思うんですよ。でも10周年以降は若干余裕が出てきて、もっともっと自分たちの周りを見ていけたら、もっと良くなるんだろうと思いますね。

――10年前と比べて、変わったことと変わらないことを、それぞれ一つ挙げるとすると？

新里：変わらないのは、メンバーの仲ですね。変わったのは意識の持ち方です。責任を感じるようになったというか。

仲宗根：10年前はただ、自分達の音をぶつける事か楽しさだけで、音楽に対してただがむしゃらだったけど、今は”何か”の為に歌えるようになった事ですね。

名嘉：初めてのCDを出したのが、高校3年生の夏休み明けだったんですよね。あの当時は5人で毎日遊んで、楽しいだけで音楽をしていたんです。その後は自分たちのことを全然知らない人が聴いて共感してくれるようになって。最初の1～2年はただ嬉しいばっかりで、責任というものがなかったんですね。いろんなスタッフにも「おまえら、もうちょっとちゃんとしないと。プロなんだから」って言われて(笑)。そう言われても1～2年はわからなくて、「プロって何？」っていうことをよく5人で話してましたね。

――あまりリアリティがなかったんですね。

名嘉：その当時は沖縄でしかライヴをしてなくて、CDだけが県外で一人歩きしてたんですよね。そして初めて大阪に行ってライヴをやった瞬間、「待ってました！」みたいな感じでお客さんがみんな笑顔で迎えてくれて、こういう感じで一生やっていきたいなと思ったのを覚えてます。そういう気持ちの変化はありました。変わらないのは、いまだに5人で遊んだりバーベキューしたりとか、そういうことですね。

DISCGRAPHY

1stアルバム
『Departure』
HYCK-10001　\1,500(tax in)
2002.4.10 Release

2ndアルバム
『Street Story』
HYCK-10002　\2,300(tax in)
2003.4.16 Release

3rdアルバム
『TRUNK』
HYCK-10003　\2,300(tax in)
2004.7.14 Release

4thアルバム
『Confidence』
HYCK-10004　\2,300(tax in)
2006.4.12 Release

5thアルバム
『HeartY』
HYCK-10005　\2,500(tax in)
2008.4.16 Release

PHOTO ALBUM

INFORMATION

＜お台場合衆国「めざましエコライブ」＞
8月28日（金）お台場合衆国オダイバランド内「合衆国HAPPYスタジアム」

＜SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2009＞
8月30日（日）山梨県 山中湖交流プラザ きらら

＜SCHOOL OF LOCK! LIVE TOUR “YONG FLAG 09”＞
9月12日（土）Zepp Sapporo

【リンク】

・オフィシャルサイト・＜HY Street Live 2009 ～10th Anniversary　くわっちーさびら～＞スペシャルサイト・mixi公認アーティストサイト・HY Mode @ My Space