orange pekoe、最高の笑顔で、歌う、踊る、飛び跳ねる
◆orange pekoe、最高の笑顔で、歌う、踊る、飛び跳ねる ~写真編~
楽曲は最新アルバムの1曲目に収録されている「Theme of“CRYSTALISMO”!」から始まり、アルバム収録楽曲をたっぷり聴かせながら、その中にこれまでの代表曲をちりばめつつも、最後はやはりアルバムのリード曲「クリスタリズモ」で締めるという、今のorange pekoeの旬な瞬間をギュッと凝縮した選曲。
ライヴ開始からナガシマトモコは最高の笑顔を見せ、歌う、踊る、そして飛び跳ねる。それを見るだけでも今日のライヴに対する期待がググっと増し、どんどん引き込まれて行く。そんなナガシマは、「スパークル・ジャーニー」で今回初めて手にしたギターを弾き、「神秘」では「レコーディングで演奏してもらったんだけど、あまりに良くてツアーの1週間前に買った」という、先住民アボリジニの木管楽器であるディジュリドゥを披露するという場面も。
そんな幻想的で優しい雰囲気に包み込まれた後、シングル「マリーゴールド」ではイントロと同時に手拍子が起こり再び会場にグルーブが沸き起こった。その瞬間にこの楽曲がもう既にライヴには欠かせない楽曲となっている事を実感させた。そこからのラストスパートでの強靭かつ表現豊かな演奏とエモーショナルな歌はすさまじく、観る物をグイグイと引き込んでいき会場全体が大きなひとつのリズムと心の渦と化していった。
今回のツアーは、アルバム『CRYSTALISMO』を一緒に作り上げた素晴らしいミュージシャンの面々が参加していることも大きい。ナガシマが“ゆかいな仲間達”と表現するだけあって、気持ちが通じ合い演奏を心底楽しんでいる姿がひしひしとオーディエンスにも伝わっていく。今までのライヴ以上の強烈なグルーブと豊かな表現力が、観る者の全てを圧巻しパワフルで飛び跳ねるようなパワーで観客をグイグイと引っ張っていく。
大きな歓声と拍手によるダブルアンコールを受け、ラストで一馬が「みんな最高!」と観客と一緒にガッツポーズを見せ、そしてナガシマは「ツアーもこれで最後だけれど、こうやって大阪に戻ってこれて、むっちゃ嬉しい!これだけ心を込めて感じてライブをやることが出来たのもスタッフとそして何よりここに来てくれたみんなのおかげです」と感激のコメントを残した。
「心を込めて感じながら演奏する事」…ナガシマの口から出たそんな一言が演奏者のポリシーならば、その心を真っ直ぐに受け止め各々の心に重ね合わせたのが、今日ここに来ているオーディエンスであっただろう。orange pekoeの歴史にまた1ページが刻まれた、会場全体が感じあえた素晴らしい千秋楽ライヴであった。
撮影 斉藤美春
<orange pekoe tour 2009 CRYSTALISMO>
7月20日@大阪BIG CAT
1 Music is Freedom
2 踊る星
3 スパークル・ジャーニー
4 スウィート・ムービー
5 Tabla & Didgeridoo intro?神秘
6 スピカ(Vo & Guitar Duo)
7 KUKUI
8 Synth. & Guitar intro.?ゆらぎ
9 ホットミルク
10 やわらかな夜
11 マリーゴールド
12 空に架かるサークル
13 ユートピア
14 キラキラ
15 クリスタリズム
Encore1
15 Selene
16 LOVE LIFE
Ecore2
17 Honeysuckle
◆orange pekoeオフィシャルサイト
◆orange pekoeレーベルサイト
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