ビヨンセ、世界を熱狂させたフルセットで日本襲来
2007年4月<B'DAYツアー>以来2年半ぶり2度目となる、ビヨンセの来日ソロ・ツアーが決定した。3月26日にカナダ・エドモントンで開幕して以降、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで76公演、100万人以上を動員してきたツアーの日本上陸である。
2009年1月には大統領就任記念パーティーで、オバマ夫妻のために「アット・ラスト」を熱唱し、2月にはアカデミー賞でミュージカル・メドレーを披露、3月にクリスタルガイザーのイメージキャラクターに抜擢され、主演映画『オブセッション 歪んだ愛の果て』を全米興行収入成績1位をさくっと更新したビヨンセ。8月にはサマソニにヘッドライナーとして初参戦し、主演映画『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』の日本公開も控える彼女だが、そんなビヨンセの世界ツアー、驚きの見どころを紹介しておこう。
まずはその構成だ。「クレイジー・イン・ラヴ」「チェック・オン・イット」などのアップテンポ中心の<動>と「リッスン」「アット・ラスト」などのバラード中心の<静>を取り混ぜ、新作からの曲、ソロの代表曲、カバー曲、デスティニーズ・チャイルドのヒット・メドレーまでと、6部構成からなるヒット曲満載の内容だ。もうセットリスト見ただけで感動が伝わるってもの。
そして、やはり巨匠ティエリー・ミュグレーによる豪華な衣装とステージがすごい。肩パッド+ウェストを極端にシェイプしたデザインで、女性の曲線美を強調したスタイルを打ち出し、80年代を代表するデザイナーでありながら、近年ファッション界から身を引いていたフランスの巨匠デザイナー、ティエリー・ミュグレーが久しぶりにファッション界にカムバック。美術館で展示されていた彼の作品を見て一目惚れしたビヨンセからの熱烈なラブコールにより今回のコラボレーションが実現したのだという。ビヨンセ本人のほかダンサー、バンド用も含め計72着のステージ衣装をデザインした他、バレエ・ダンサーとして活躍した経歴やシルク・ド・ソレイユとのコラボレーションの経験を生かし、今回のコンサートの一部では舞台監督も務めている。
巨大スクリーンを効果的に使ったメイン・ステージに立つバンドは、日本人キーボード・プレイヤーを含む全て女性。ビヨンセは10回近くに及ぶ衣装チェンジを行ない、その舞台セットは推定5億円は下らないというもの。総重量200トンに及ぶセットは、貨物用に改造されたボーイング747機2機を使用して世界中を飛び回っている。
「日本の皆さんこんにちは!今回は私のソロ・ツアーで再び日本に戻ってくることができて、本当にうれしく思います。16歳の時の初来日以来、もう10回以上訪れていますが、毎回皆さんに温かく迎えられ、大きな応援を頂き、まるで第二の故郷に戻るような感覚です。
今回のツアーは、本当に選曲に苦労しました。新作『アイ・アム... サーシャ・フィアース』の曲だけでなく、過去のアルバムやデスティニーズ・チャイルドのヒット曲を取り混ぜましたので、ファンの皆さんに楽しんでもらえれば幸せです。
コンサートでのお気に入りは第2部のバラード・セクション。ダンス・ステップの間違いを気にしたりする必要もなく、ファンの皆さんのために歌うことができますし、ファンの反応を直に感じることができる、パフォーマー冥利に尽きる時間といっても過言ではないと思います。
そして今回のコンサートで、ティエリー・ミュグレーの存在を欠かすことはできません。新作発売にあたりリサーチをしていたところ、気になった洋服はほとんどが彼の作品でした。その後パリで実際にお目にかかる機会があり、言葉を交わした時間は短かったですが、完全に分かり合えた気分でした。そんな彼と、私のアイデアをもとに素晴らしいコラボレーションができ、全く別次元のステージが完成されました。私のファンの皆さんに、このコンサートをお届けできるのが本当に待ちきれません。もうすぐサマーソニックでも日本に行きますので、楽しみにしててくださいね!」──ビヨンセ
「初めてビヨンセに会った時に、気品のある女性だと思ったよ。本物のスター。昔のスターみたいだよね。本人もそれをわかっていて、スターとしての人生を楽しんでいるように感じたよ。“本当は家では主婦なの”なんてことは言わないだろうね。そして非常に才能のある、洗練されたパフォーマーだよ。ダンスも完璧だし、演技も、歌唱力も素晴らしい。全てを兼ね備えたアーティストだね。
そんなビヨンセから依頼があって本当に感激したよ。特に彼女はいくらでも新進の若いデザイナーに頼むことができたのに、最近ブームになっているこの“スーパーヒーロー”の起源が僕にあるってことをちゃんとわかってくれているんだよね。しっかりとしたメリハリの利いたシルエットのスタイルが特徴で、彼女はそれが欲しい!って思ってくれたんだ。
“女性であり、ファイターでもあるという二面性”~これが僕が衣装デザインを手がけるにあたってのコンセプトだった。サーシャ・フィアースもビヨンセのパーソナリティの一部。サーシャはステージ上で、ビヨンセは私生活の人格。そんなビヨンセの二つの面を自分なりに解釈しようと試みたよ」──ティエリー・ミュグレー
<“I AM…” WORLD TOUR 2009 日本公演>
2009年10月15日(木) 名古屋 日本ガイシホール
2009年10月17日(土) さいたまスーパーアリーナ
2009年10月18日(日) さいたまスーパーアリーナ
◆ビヨンセ・オフィシャルサイト
◆クリエイティブマン・ウェブサイト
2009年1月には大統領就任記念パーティーで、オバマ夫妻のために「アット・ラスト」を熱唱し、2月にはアカデミー賞でミュージカル・メドレーを披露、3月にクリスタルガイザーのイメージキャラクターに抜擢され、主演映画『オブセッション 歪んだ愛の果て』を全米興行収入成績1位をさくっと更新したビヨンセ。8月にはサマソニにヘッドライナーとして初参戦し、主演映画『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』の日本公開も控える彼女だが、そんなビヨンセの世界ツアー、驚きの見どころを紹介しておこう。
まずはその構成だ。「クレイジー・イン・ラヴ」「チェック・オン・イット」などのアップテンポ中心の<動>と「リッスン」「アット・ラスト」などのバラード中心の<静>を取り混ぜ、新作からの曲、ソロの代表曲、カバー曲、デスティニーズ・チャイルドのヒット・メドレーまでと、6部構成からなるヒット曲満載の内容だ。もうセットリスト見ただけで感動が伝わるってもの。
そして、やはり巨匠ティエリー・ミュグレーによる豪華な衣装とステージがすごい。肩パッド+ウェストを極端にシェイプしたデザインで、女性の曲線美を強調したスタイルを打ち出し、80年代を代表するデザイナーでありながら、近年ファッション界から身を引いていたフランスの巨匠デザイナー、ティエリー・ミュグレーが久しぶりにファッション界にカムバック。美術館で展示されていた彼の作品を見て一目惚れしたビヨンセからの熱烈なラブコールにより今回のコラボレーションが実現したのだという。ビヨンセ本人のほかダンサー、バンド用も含め計72着のステージ衣装をデザインした他、バレエ・ダンサーとして活躍した経歴やシルク・ド・ソレイユとのコラボレーションの経験を生かし、今回のコンサートの一部では舞台監督も務めている。
巨大スクリーンを効果的に使ったメイン・ステージに立つバンドは、日本人キーボード・プレイヤーを含む全て女性。ビヨンセは10回近くに及ぶ衣装チェンジを行ない、その舞台セットは推定5億円は下らないというもの。総重量200トンに及ぶセットは、貨物用に改造されたボーイング747機2機を使用して世界中を飛び回っている。
「日本の皆さんこんにちは!今回は私のソロ・ツアーで再び日本に戻ってくることができて、本当にうれしく思います。16歳の時の初来日以来、もう10回以上訪れていますが、毎回皆さんに温かく迎えられ、大きな応援を頂き、まるで第二の故郷に戻るような感覚です。
今回のツアーは、本当に選曲に苦労しました。新作『アイ・アム... サーシャ・フィアース』の曲だけでなく、過去のアルバムやデスティニーズ・チャイルドのヒット曲を取り混ぜましたので、ファンの皆さんに楽しんでもらえれば幸せです。
コンサートでのお気に入りは第2部のバラード・セクション。ダンス・ステップの間違いを気にしたりする必要もなく、ファンの皆さんのために歌うことができますし、ファンの反応を直に感じることができる、パフォーマー冥利に尽きる時間といっても過言ではないと思います。
そして今回のコンサートで、ティエリー・ミュグレーの存在を欠かすことはできません。新作発売にあたりリサーチをしていたところ、気になった洋服はほとんどが彼の作品でした。その後パリで実際にお目にかかる機会があり、言葉を交わした時間は短かったですが、完全に分かり合えた気分でした。そんな彼と、私のアイデアをもとに素晴らしいコラボレーションができ、全く別次元のステージが完成されました。私のファンの皆さんに、このコンサートをお届けできるのが本当に待ちきれません。もうすぐサマーソニックでも日本に行きますので、楽しみにしててくださいね!」──ビヨンセ
「初めてビヨンセに会った時に、気品のある女性だと思ったよ。本物のスター。昔のスターみたいだよね。本人もそれをわかっていて、スターとしての人生を楽しんでいるように感じたよ。“本当は家では主婦なの”なんてことは言わないだろうね。そして非常に才能のある、洗練されたパフォーマーだよ。ダンスも完璧だし、演技も、歌唱力も素晴らしい。全てを兼ね備えたアーティストだね。
そんなビヨンセから依頼があって本当に感激したよ。特に彼女はいくらでも新進の若いデザイナーに頼むことができたのに、最近ブームになっているこの“スーパーヒーロー”の起源が僕にあるってことをちゃんとわかってくれているんだよね。しっかりとしたメリハリの利いたシルエットのスタイルが特徴で、彼女はそれが欲しい!って思ってくれたんだ。
“女性であり、ファイターでもあるという二面性”~これが僕が衣装デザインを手がけるにあたってのコンセプトだった。サーシャ・フィアースもビヨンセのパーソナリティの一部。サーシャはステージ上で、ビヨンセは私生活の人格。そんなビヨンセの二つの面を自分なりに解釈しようと試みたよ」──ティエリー・ミュグレー
<“I AM…” WORLD TOUR 2009 日本公演>
2009年10月15日(木) 名古屋 日本ガイシホール
2009年10月17日(土) さいたまスーパーアリーナ
2009年10月18日(日) さいたまスーパーアリーナ
◆ビヨンセ・オフィシャルサイト
◆クリエイティブマン・ウェブサイト