THE BACK HORN×9mm Parabellum Bullet、大惨事目眩大戦終了

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6月12日のZepp Osakaを皮切りに、全国6都市を回る対バンツアー<大惨事目眩大戦>を行なっていたTHE BACK HORNと9mm Parabellum Bulletが8日、同ツアーのファイナルを迎えた。即日ソールドアウトとなったZepp Tokyoには2,700人もの両者のファンが集まり、熱狂の渦の中、ツアータイトル通り、2バンドの音楽の戦が繰り広げられた。

先攻で登場したのはTHE BACK HORN。オープニング曲「幾千光年の孤独」のイントロが鳴るとともに、客席のエンジンはフルスロットルに。「野生の太陽」では、心の闇を爆発させるような猛々しさを見せ、もはやライヴ定番曲となりつつあるアルバム『パルス』収録曲「フロイデ」では、大きな盛り上がりを見せた。

ドラムの松田は、「2年前から誘い誘われ、実現しなかったこの対バンツアー。ようやく実現することができ、毎回毎回いい刺激をもらっている。是非みなさんそれぞれの目眩で楽しんで帰ってください」と話し、会場を沸かせた。

中盤ではミディアム・ナンバー「美しい名前」で、音楽に酔いしれ暴れていた観客の視線を集め、感動の涙を誘う。ライヴ終盤は「コバルトブルー」「刃」を演奏。楽曲の勢いとメッセージ性で、彼らの生き様を示すかのようなパフォーマンスを見せた。

熱気がさめやらぬ中、続いてステージに登場したのは9mm Parabellum Bullet。1曲目「Mr.Suicide」から間髪を入れず「Vampiregirl」へとなだれ込み、会場が一体となってサビを大合唱。「Keyword」では、観客は拳を振り上げ盛り上がり、「ぶっ飛ばしていく!」という菅原(Vo/Gt)の力強い言葉でさらに勢いが付く中、休む間も無く次々とキラーチューンを繰り広げた。

後半には「THE BACK HORNと一緒にツアーを回ることができて、改めて自分たちがどういうバンドかって事を再確認できたし、彼らもそう言ってくれました。そういう意味で、とても実りの多いツアーでした」とツアーの充実ぶりを振り返り、「踊れ!」という叫び声とともに、最新曲「Black Market Blues」を披露。まるで巨大なクラブと化したかのように会場中が踊り狂い、アンコールを含め全17曲、バンドの勢いをまざまざと見せつける圧巻のステージでツアーを締めくくった。

9mm Parabellum Bulletは、9月9日に初の日本武道館公演<999>(読み方:アットブドウカン)を行なう。また、7月22日にはTHE BACK HORNのライヴDVD『創造のパルス』がリリースされる。

◆THE BACK HORNオフィシャルサイト
◆9mm Parabellum Bulletオフィシャルサイト
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