増田勇一の欧州日記(1)

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6月4日。朝の便で成田空港を飛び立ち、時差に逆らいながら同日の夕方にドイツのフランクフルトに到着。空港でDIR EN GREYのメンバーたちを乗せたツアー・バスはそのままニュールンベルクへと向かい、僕を含む別働隊はレンタカーでそれを追跡。制限速度のないアウトバーンでのカーチェイスを経ながら、バスは今回のツアーの最初の公演にあたる<ROCK IM PARK>の会場へと直行し、僕たち一行はその付近にあるホテルに到着。ロビーもバーも、首からラミネート・パスを下げた“見るからにクルー”な人たちでいっぱい。

▲ドイツでの最初の食事。わかりやすく言うと巨大なとんかつ2枚。もちろんビールはお約束。
そのホテル内のレストランで食事をとっていると、半日がかりでやってきたフィンランド在住の照明担当、パンキーがようやく到着し、そのまま合流。フィンランド南部に位置する首都ヘルシンキからならば1時間程度で到着できるはずだが、彼が住んでいるのは地図上ではかなり上のほうにある地方都市。日本からの僕らとあまり変わらないくらい長時間の旅を強いられることになってしまうのだ。

そして、その夜は何杯かビールを呑んでおとなしく就寝。同じ頃、メンバーたちもおそらく翌日のライヴに備えて眠りについていたはずだ。とはいえ3日間にわたって開催される<ROCK IM PARK>の初日公演にあたる明日、彼らがステージに登場するのは深夜1時を過ぎてから。つまり日付が6月6日に変わってからということになるのだが。と言うわけで、この続きは、次にネット環境が整ったときに。

増田勇一
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