THE BOOM、20年の足跡をファンと振り返る

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2009年デビュー20周年のTHE BOOMが、5月30日(土)に日比谷野外大音楽堂で記念ライヴ<WE ARE THE BOOM!>を開催した。会場にはプラチナチケットを手にすることができた3,000人の観客の笑顔があふれた。

今にも降り出しそうな空模様のなか、THE BOOMの4人と、100sのギタリスト町田昌弘など新たな顔ぶれのサポートメンバー4人による、2009年モデルのTHE BOOMがステージに登場。オープニングナンバーは、5月20日に発売されたばかりの最新シングルから「All of Everything」。そこから「きっと愛してる」「おりこうさん」と、1stアルバムからのナンバーで一気にたたみかける。「おりこうさん」の曲中では、先月亡くなった忌野清志郎さんと三木たかしさんへのオマージュからか「上を向いて歩こう」と「津軽海峡冬景色」の2曲を挿み込んで熱唱する場面もあった。またMCを挟んだ後も、「帰ろうかな」や「からたち野道」などTHE BOOMの代表曲が続く。

メンバー4人の基本フォームで「星のラブレター」や「なし」などを披露した後は、再びサポートメンバーを迎え入れ、「berangkat -ブランカ-」「神様の宝石でできた島」「24時間の旅」「風になりたい」という人気チューンを連発。ステージと客席が一体となって大合唱となり、7月からの全国ツアーのタイトルにもなっている新曲「My Sweet Home」(7月22日発売)で本編を終えた。

アンコールには、大ヒット曲の「島唄」、デビュー曲の「君はTVっ子」などで応え、ダブルアンコールを最新シングル「夢から醒めて」を締めくくったメンバーは、深々と頭を下げ、最大限の感謝の気持ちを伝えてステージを後にした。メンバーがいなくなった後も、オーディエンスからは拍手が鳴りやむことはなかった。

この日のライヴは、新曲から、彼らのヒット曲、代表曲まで、ベストといえる選曲に加え、ほぼ全曲がオリジナルアレンジで演奏されたのも印象的だった。会場のファンとともに自らの20年間の足跡を確かめながらも、さらに未知なる場所へと突き進んでいく。そんなTHE BOOMのアグレッシブな姿勢を、あらためて実感した一夜だった。

“今まで一緒に歩いてくれてありがとう。そしてこれからも一緒に歩いて下さい”── 宮沢和史

なお、7月からは<THE BOOM 20th Anniversary Live Tour 2009 My Sweet Home supported by GLOBAL WORK>と題した全国ツアーも予定されている。

◆THE BOOM全国ツアー<THE BOOM 20th Anniversary Live Tour 2009“My Sweet Home”supported by GLOBAL WORK>チケット情報
◆iTunes Store THE BOOM(※iTunesが開きます)
◆THE BOOM オフィシャルサイト
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