JAY'ED、現状に感謝し強く生きていこうというメッセージを込めた新曲

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JUJUと共に映画『余命1ヶ月の花嫁』の主題歌「明日がくるなら」を唄っているJAY'ED。JUJUとの共演で、“もっとJAY'EDの声や歌が聴きたい”という問い合わせが殺到するほど注目度が急上昇。ますます勢いを増すそのJAY'EDが、7月22日にシングル「CRY FOR YOU」をリリースすることが決定した。

このシングルについて、JAY'EDのインタビューが到着している。それを紹介しよう。

──今回の楽曲「CRY FOR YOU」の感想、聴きどころを教えてください。

JAY'ED:いつも一緒に楽曲を作っているジェフさんと、彼の友人でコンポーザー/アレンジャーをしているジェレミーさんにも、スカイプを通じて制作に関わってもらいました。パソコンなど、デジタル関連に弱い僕にとってはとても新鮮なやりとりでした。サウンド面では、昨夏リリースした「ずっと一緒」のトーンに近いけれども、少し違った切ないバラードものを目指しました。高いところのピアノは浮遊感のある軽快な感じなんですが、ビートに関しては比較的パンチがあって、かつシンプルなものを目指し、自分らしさを追及しました。低域のピアノの響きとストリングスもあって、かなりスケール感がある感じになったので気に入っています。歌は僕らしい譜割とフロウにコダワりましたね。新しいことにもチャレンジしながらも、同時に自分らしいスタイルをキープできるよう心がけ、いい感じになったと思ってます。

──歌詞についてはどうですか?

JAY'ED:「CRY FOR YOU」は、前回のシングル「最後の優しさ」と同じ“別れた恋人への想い”をテーマにしつつも、“よりを戻す”ことへの葛藤に重きを置いてはいません。いろいろな事情があって再び一緒にはなれないが、ふたりで過ごした時間に満たされた気持ちと相手への感謝を感じ、その現状を受け止めている、それでもどこかで気持ちの整理がつかず涙が溢れてしまう…という、切ないだけではなく、何かその先にポジティブな衝動を感じさせるようなリリックにしました。恋愛に限らず、この不景気で殺伐とした時代に、“思い通りにならない状況でも、現状に感謝し覚悟し強く生きていこう”というメッセージをリリックに込めました。

──JUJUとのコラボで色々経験して学んだことは?

JAY'ED:最初にJUJUさんの声を聞いた時から、その歌唱力の素晴らしさはもちろんのこと、凄い個性を感じましたね。ジャズを土台とした実力に加えて、色々なジャンルの曲をこなしているんですけど、それを全て自分のスタイルにしてしまっているというか、何を歌っていても彼女以外の何者でもないという強烈なオリジナリティが際立っているんですよ。まさに僕が目指している“JAY'EDというジャンルの確立”に近いものがあった。「いつかこんなシンガーと一緒にやらせてもらいたいなあ」なんて思ってたら、こんなに早く実現するなんてビックリでした。今までは僕もいろんなフィーチャリングを経験させてもらってきたんですけど、女性シンガーとのデュエットはあまり経験もなくて、どうなるものか手探りだったんですけど、彼女の人柄でとてもリラックスした作業ができました。一回、締め切り前に出来上がった曲があったんですけど、何故か全員が納得いかなくて…。なんかベストに到達してないような感覚で。それでその曲をバラして、残り3日でイチからやり直したんです。JUJUさんは、そういった作曲の作業時だけじゃなく、普段からストイックなところは感心します。喉の調子はもちろんのこと、食事なんかもかなりコントロールしてますし、プロとして尊敬できます。ライヴで歌う時も控えめにしていると、もっと対等に歌うように促されました。そういうところも、確固たる自信と妥協しないという心構えを持っている人だなと思いました。とにかく、今回JUJUさんと一緒にやらせていただいたことで、プロとしてのアテュチュードというものをたっぷり学ばせてもらいました。プロとはこうあるべきだと。

──今後の抱負を聞かせてください。

JAY'ED:僕は大阪のR&B/HIPHOPのクラブシーン出身なので、サウンド面では、インディーズ時代からの自分のスタイルを軸にしながらも、メジャーでの1stシングルから今日までの活動では、新しい自分の可能性を探ろうと、これまでにないことにチャレンジしてきました。そういうなかで新たなファンやアーティストの友達とも出会うことができました。今振り返ると、「もっとこうすれば良かった」と思う部分もありましたが、新しい発見も沢山あり、まさに自分にとっては“旅”のような一年でした。これからもどんどん曲を作って、ライヴで全国のファンの皆さんに届けていきたいと思ってますので、応援よろしくお願いします。

6月5日(金)には、『Music Station』への出演も決まり、絶好調のJAY'ED。この新曲でも、リスナーの心を存分に振るわせてくれることだろう。

◆JAY'ED オフィシャルサイト
◆JAY'ED レーベルサイト
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