阿部真央、今もっとも必要とされている魂の叫び1stダブルA面シングル「伝えたいこと/I wanna see you」リリース大特集
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真央:はい。これも高校3年生の時に書いた曲ですね。
真央:はい(笑)。他県にすごく好きな人がいて、どうしようもなく会いたくなった時の歌ですね。
真央:そうそう(笑)。だから私にとっては、その人に会いに行くことが一大決心なんですよ。でも、会いたいという自分の感情は抑えられないから、会いに行っちゃって。片想いだったんですけど、相手のどっちつかずの態度にイライラして、でも好きだからしょうがない。そんな感情を歌に残したんです。
真央:そうですね。ただ何歳になっても、きっと結婚しても、片想いのような感情って抱き続けるものだと思うんです。私にとっては、県が違うという実際の距離が切なさの原因だったけど、どう頑張っても叶わない恋愛とか、心のすれ違いで、近くにいても遠くに感じる想いもあるはずです。そういう色々なシチュエーションの片想いに当てはめて聴いてもらえると、聴くたびに感じ方が変わるような気がしています。
真央:追いかけるタイプだと思います。ただすごく自分勝手なので、相手の対応に勝手ににイライラしてしまったりしますね。私、この曲でも歌っているような片想いのどうしようもない切なさって、嫌いじゃないんですよね。でも疲れます、ホントに。振り回されるのは好きじゃないので(一同笑)。
真央:友達の男の子が失恋した時に、私に泣きながら電話をかけてきたことがあったんです。すごく仲の良かった子だったから、彼を苦しみから解放してあげたいと思ったんですよ。その気持ちがそのまま歌になっています。
真央:きっと、私にとって美しいものの代名詞が“羽”なんです。不思議と、自分の描く絵にも羽が出てきて。美しくて神秘的なものの象徴として羽が出てきているのだと思います。あとこの曲のサビって、倒れている人が立ち上がって、助走をつけながら大空に舞い上がる姿がイメージできて。
真央:ずーっと仕事を意識した状態って、精神状態としてあまり良くないと思うんですよ。仕事とは離れたところで、表現に没頭できるのが私にとって絵なんです。心をフラットにして、素直にいろいろなものに感動できるようじゃないと、いい詞も歌も生まれないと思います。
真央:フェスのような大舞台に立つのって、もっと先の話かと思っていたんです。だからまだ実感はそれほど湧いていないのですが、誰に聞いても「絶対に楽しい!」という答えしか返ってこないので、すごく楽しみです。ステージ以外ではお客さんとして楽しみたいと思っているので、見つけた時はそっとしておいてください(笑)。ライヴの課題だった、お客さんとコミュニーケンションを取りながら、頑張ってライヴを作っていこうと思っているので、ぜひ期待していてください。
取材・文●冨田明宏
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