メリー、腰の負傷を乗り越えて見せた全身全霊のツアーファイナル

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2月25日にリリースしたニュー・アルバム『アンダーワールド』をひっさげ、3月21日のSHIBUYA-AXを皮切りに、全国ツアー<TOUR09 under-world [GI・GO]>を行なっていたメリーが、4月30日に中野サンプラザにてファイナル公演を行なった。

◆ <TOUR09 under-world [GI・GO]>ファイナル ライヴ写真

2月14日に渋谷WOMBにて行なわれたファンクラブ「CORE」限定ライヴにて腰を負傷し、その後の検査で椎間板ヘルニアであることが判明したヴォーカルのガラ。一時は満足に歩けない状態にまでなり、ツアーの開催が危ぶまれたが、懸命の治療により回復し、無事ファイナルを迎えることができた。

オープニングでは、アルバム『アンダーワールド』1曲目に収録の「GI・GO」とともに、ステージの幕に映像が映し出され、キメキメの映像で存分にファンの期待を煽ったところで、幕が落ちてメンバーが登場。大歓声の中、「Friction XXXX」「Midnight Shangrila」「妄想rendez-vous」と爆走パンクチューンで一気に畳み掛けていく。気になるガラの腰の調子もだいぶ回復しているようで、いつも通り激しい動きを見せた。

続くリズミカルなナンバー「赤い靴」では、リズムに合わせてガラがステッキを持った腕を上げたり下げたりと、おもちゃの兵隊のような動きを見せ、「月食」ではステージの床に寝転んで、体から声を絞り出すかのように歌い、さらにガラが拡声器を持って登場した「演説~シュールレアリズム~」では、演説の途中で志村けんが生み出したキャラクター“変なおじさん”の踊りをするなど、まさにシュールかつメリーならではの奇抜なパフォーマンスでファンを魅了。また、ライヴ中盤には新曲も披露された。

ライヴ終盤に差し掛かると、ガラは頻繁に「東京ー!」と叫んでファンを煽りながらパフォーマンス。ファンも腕を上げたり、ヘッドバンギングをしたりと、様々な反応でメンバーに応える。本編ラストはアルバムのタイトル曲である「under-world」で締めくくり、メリーならではの“アンダーワールド”を全身全霊で繰り広げた。

アンコールでは、アルバム『アンダーワールド』を中心としたセットリストから離れ、ライヴの定番曲を次々と演奏。ピアノの伴奏とガラの歌だけによる「さよなら雨(レイン)」や、恒例のネロの一風変わったドラムソロはもちろん、ファンの声に応えて予定にはなかった3回目のアンコールまで行なわれ、最後はガラ得意の三点倒立までバッチリ披露された。

「何も言うことはねえ! 今日は本能のまま(ライヴが)できた。ライヴ中に喜怒哀楽が全部出た。最後まで楽しめました」(結生/Gt)、「神様は見てるんですな。いいファイナルでした! 最高のひまわり畑をありがとう」(ネロ/Dr)と、ファンもメンバーも大満足のファイナルとなった。

<TOUR09 under-world [GI・GO] 2009.4.30@中野サンプラザ>
1.GI・GO
2.Friction XXXX
3.Midnight Shangrila
4.妄想rendez-vous
5.赤い靴
6.月食
7.ピラニア
8.片道切符
9.新曲
10.演説~シュールレアリズム~
11.[human farm]
12.カナリア
13.ロストジェネレーション
14.ジャパニーズモダニスト
15.オリエンタルBLサーカス
16.under-world
17.林檎と嘘
≪アンコール1≫
18.さよなら雨(レイン)
19.ドラムソロ
≪アンコール2≫
20.やさしさ・キッド
21.ハライソ
22.T.O.P
23.閉ざされた楽園
≪アンコール3≫
24.バイオレットハレンチ
25.Charlie

◆メリー・オフィシャルサイト
◆メリー・スペシャルサイト
◆メリー・ツアーブログ「Welcome to the under-world[GI・GO]編」
◆iTunes Store メリー (※iTunesが開きます)
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