フロー・ライダー、ちょいギャル書道家による『俺のルーツ』

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フロー・ライダーの新作アルバム『R.O.O.T.S.(邦題:俺のルーツ)』が4月29日にリリースされるにあたって、ちょいギャル書道家成田眞澄による邦題タイトルの書き下ろしが発表された。

そもそものアルバムタイトル『R.O.O.T.S.』とは、“Route Of Overcoming The Struggle”の略。直訳すると“困難に打ち勝つための道筋”という意味だが、これはデビュー前にフロリダからロサンゼルスへ渡り、食費すらも無くホームレス寸前の生活を送るなど、数々の苦難を経験して来たフロー・ライダーが、自身の経験を振り返りつつ自らの音楽原点/初心を忘れない意味もあって付けたという入魂のタイトル。デビュー直後から「次のアルバムはR.O.O.T.S.というタイトルにする」と宣言していたほどの思い入れとこだわりのあるタイトル。現在のフロー・ライダーのアイデンティティそのものなのだ。

新作のジャケット写真には家系図のモチーフも使用されており、このような新作のコンセプトを受けて“アーティスト=フロー・ライダーのルーツを凝縮した作品”という意をこめて『俺のルーツ』という邦題が決定。そこで、この邦題『俺のルーツ』が持つイメージには、力強い日本風の筆文字がピッタリ合うだろうと、書道家に揮毫(きごう)を依頼するアイデアが持ち上がった。

そんな中で白羽の矢が立ったのが“ヒップホップをBGMに作品を執筆するギャル書道家”だ。コンタクトを取って依頼内容を話すと、偶然にもフロー・ライダーの大ファンであった事が発覚。快諾をもらい、わずか3日間のうちに、邦題『俺のルーツ』の筆文字タイトルの完成と相成った。

全米NO.1ラッパー=フロー・ライダーと日本のちょいギャル若手書道家=成田眞澄の異色コラボによって誕生した『俺のルーツ』筆文字タイトルは、アルバム日本盤の帯に使用されるほか、店頭販促物、宣伝パンフレットなど全ての告知物に使用される。

4月29日の日本盤発売に合わせて来日するというフロー・ライダーだが、成田眞澄との対面企画も進んでいるようで、面白い絵になりそうだ。

「元々シンガーになりたかった時期もあり音楽が大好きで、作品を書くときはいつもHIP HOPやR&Bをかけてます。いつかジャケットなどの筆文字を書かせて頂きたいなぁ、と思っていたところ、偶然にも今回の依頼を頂きました。しかも、アーティストが自分が元々気に入っていたフロー・ライダーと聞いてさらにビックリしましたが、好きなアーティストだったのでイメージが湧きやすくノリノリで出来ました。自分でも会心の作品が出来たと思います。今回、フロー・ライダーとコラボが出来て本当に嬉しかったです。来日した時にもし本人に会えたら、直接見せてあげたいと思ってます!」──成田眞澄
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