和田アキ子、吼える。“今までのテレビはうわっつら!” ──BeeTV発表会

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新年度が始まった2009年4月1日。東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京に、日本中のマスコミが集結した。エイベックス通信放送(エイベックスNTTドコモの合弁会社)が5月1日からサービス開始する携帯専用放送局「BeeTV」の番組制作発表会が開催されたのだ。

◆BeeTV発表会の様子&番組紹介 フォトアルバム

集まった報道陣の数は500人。会場後方には30台のTVカメラ。業界からも注目度の高いこの発表会でまず紹介されたのは、4月1日の朝に新聞紙面を賑わした5種類の新聞広告の謎解きだった。

その広告とは、メインビジュアルには、芸能界の人気者たちがズラリ。キャッチコピーはそれぞれ、

「飲み友、募集!」和田アキ子、「祝!17歳差婚。」市原隼人、「再改名!求むコンビ名。」さまぁ~ず、「キャバ嬢、転職。」小西真奈美、「サルコジ、求愛。」香椎由宇

一読しただけでは信じがたいこれらの内容。実はこれ、“ウソつきはエンターテインメントのはじまり” というコンセプトのもとに制作された、エイプリルフール広告だったのだ。

謎解きが終わったところで、エイベックスの松浦真人社長が登壇。“『蒼き狼』(2007年公開の映画『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』)で大失敗しまして。” と、自虐的なジョークも盛り込みつつ、同映画が公開された2年前から今回の携帯専用放送局構想を持っていたことを披露。“いつでもどこでも携帯電話で満足ができるコンテンツになった” と、サービスへの自信をのぞかせた。

次に、このサービスで提供されるコンテンツの紹介へと続く。ドラマ『40女と90日間で結婚する方法』は、アラフォー世代の独身キャリアが、17歳も年下のイケメンにプロポーズされる…という内容。主演は市原隼人と飯島直子。市原は “あの手この手で積極的にアプローチしました。20代男性の視点からも、40代女性の視点からも楽しめると思うので、ぜひ見てください” とコメントした。

ドラマ『KOI☆AGE~恋するアゲハ~』は、週刊誌の女性フリーライターがキャバクラへ潜入取材をする物語。壇上には、主演で、撮影前にキャバクラへも足を運んだという小西真奈美をはじめ、潜入先となるキャバクラのママ役の杉本彩、No.1キャバ嬢役の木下優樹菜や、大桑マイミ、杉本有美、そしてage嬢たちから圧倒的な人気を誇る “ももえり” こと桃華絵里が登場した。

甘く切ないラブストーリー『とっても甘いの ~C'est tres doux~』では、フランス・パリでロケを敢行。主演の香椎由宇は、“パリの風景や美味しそうなスイーツ、そしてタイトルとは逆にほろ苦くキュンとできるストーリーにも注目して欲しい” と、甘いだけの恋愛ドラマではないことを紹介した。

バラエティ番組も充実だ。カリスマモデルの益若つばさをフィーチャーした『ムーログ 益若つばさ編(仮)』。“ムーログ”とは、ムービーブログの略。つまり動画日記のような番組だ。会見で益若は“プライベートや仕事、撮影の裏側など、誌面やブログでは伝えにくいこともムービーなら伝えられる” とコメント。たとえば、スタイリングやメイクのコツなども紹介される、つーちゃんになりたい女の子必見の番組になりそうだ。なお、この番組は益若つばさのほか、安田美沙子と東方神起をフィーチャーしたものも同時にスタートする。

気持ちいいことを徹底的に追求するという、新感覚の体当たり型バラエティ『トゥルルさまぁ~ず』からは、さまぁ~ずとあびる優が登場。“ケータイで見終わったらその場で(気持ちいいことを)確かめられるから、ぜひやって欲しい”と、番組の正しい使い方(?)をレクチャーした。

また、既存のテレビ局ではできない “限界” に挑む番組も。デーブ・スペクターと、“前忠”こと前田忠明による『前忠×デーブの芸能都市伝説』は、芸能スクープの裏側をこっそり教えてくれるトーク番組だ。デーブは“一回目でうち切りとなるかもしれない” という表現でこの番組のカゲキさを表現。また、ここだけの裏話として “陣内と藤原紀香さんは離婚します!”と、自信たっぷりに語り、報道陣を笑わせた。

最後に登場したのが和田アキ子。毎回大物ゲストとの対談をおこなう『和田アキ子最強バトル!』について、いつものアッコ節が炸裂。“和田アキ子だから聞けること、言えることに挑戦していきたいですね。モバイルなら、BeeTVなら、それができると思うんですよ。実は明日第1回目の収録があって、みのもんたさんと対談しますが、私自身もすっごい楽しみにしてます” と力強く答えるとともに、“今までのテレビはうわっつら! 今回は本音! テレビの限界を超えたい。”と意気込みを語った。なお同番組ではぶっちゃけトークが楽しめるほか、和田アキ子から視聴者へ携帯ならではの特典が贈られる。

そのほか、伝説のお笑いコンビ・ホンジャマカが復活する『ジャマ・ジャマ ホンジャマカ』や、よゐこの有野が、彼の代名詞的番組といっても過言ではない『ゲームセンターCX』のスタッフと組んで一人遊びに挑戦する『有のめ』、高田純次とスザンヌが、呼ばれてもいないのに企業に勝手に訪問し、社員のお悩み相談にテキトーに答える『高田スザンヌ』、小倉智昭が喜怒哀楽にあふれたトークを展開する『週刊 小倉智昭 ~担当者でてこい!~』、さらに可愛い赤ちゃん動物たちの様子を追っかける『BABEE ZOO』など、地上波などでは決して出来ないようなコンテンツが全21番組用意されている。

5月中なら1週間のお試し視聴ができるBeeTV。ワンセグとは違ったオリジナルのケータイ番組放送を体験してみてほしい。

◆BeeTV
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