自宅用ギターアンプVOX AC4TV8は、2009年業界基準だ
かねてよりアナウンスのあった、VOXのミニアンプAC4TV8が遂に発売となる。25日あたりから店頭に並び始まるだろう。
AC4TV8は31,290円(本体価格29,800円)、実勢価格は2万円台半ばで入手可能だ。自宅用に愛でるアンプとして、ベストセラーとなるであろう魅力に溢れたギターアンプである。
◆VOX AC4TV8 ~写真編~
これまでもパスファインダーからブライアンメイモデルまで、自宅用小型アンプでの評価の高いVOXが満を持して発表した、プリにEF86管×1、パワーにEL84管×1を搭載フルチューブアンプである。プリ管1本であることを考えると多少なりともクリッピング回路も内包していると想像できるが、パワーはクラスAで動作する。
コントロールはボリュームとトーンというきわめてシンプルなものだが、もうひとつアッテネータを装備しており、アウトプットレベルの出力が4W/1W/10分の1Wの3段階に切り替え可能となっている。つまりボリュームを上げることでEL84パワー管のドライヴも、自宅レベルの小音量で堪能できるというわけだ。もちろん、4Wフル出力セッティングでボリュームを絞ればクリーントーンもばっちり、自宅ニーズには必要にして十分な設計が詰まっている。
そもそもAC4といえば、1958年に登場した4Wのオール・チューブ・アンプだが、当時は、ボリュームとトーンにトレモロという3コントロールであった。時代が時代というのもあるが、それなりの音圧で鳴るにせよ高いゲインではないため、いわゆる歪んだ音が出るようなアンプではなかった。その点今回発表となったAC4TV8は、AC4の可愛らしいルックスをモチーフにしながら、あくまで真空管にこだわりながら現代ニーズに沿った新設計が施された最新鋭機器。単なるリイシューではないのが最重要ポイントである。
自宅用アンプは何がいい?…いつも時代も常に語られる永遠のテーマだ。求めるものが違えば答えも変わるため、一概に順位をつけることが出来ないのが真理だが、弾いていて気持ちよいこと、広いニーズに応えてくれる許容量があること、そして何より安価であること、そんな重要ポイントをふまえ冷静に判断するならば、AC4TV8は、2009年における業界基準であることは間違いない。
CONELL、BADCAT、MATCHLESS、FUCHS、Carr…これまでも高級ブティック・ブランドから小出力の自宅用アンプはリリースされてきているが、そのどれもが実はかなり音がでかい。結局は自宅では使いきれないほどの音量にもてあますことになる。そういう意味では、このAC4TV8は、一部のマニアから名器との評判をもつCRATE VC-508(5WクラスA)を思い起こすスペックを持っている。おそらく、今はなきVC-508の高評価は、AC4TV8に上書きされ評価は再構築されることになるだろう。
VOX AC4TV8
●出力:4W RMS 16Ω
●真空管:12AX7(プリ)/ EL84(パワー)
●スピーカー:1×8インチ 16Ω Celestion VX8 カスタム・スピーカー
●コントロール:TONE、VOLUME、OP LEVEL(4W、1W、1/10W)
●入出力端子:INPUT、External Speaker 端子
●外形寸法:350(W) x 375(H) x 215(D) mm
●重量:9.0kg
●付属品:電源ケーブル
●31,290 円(本体価格29,800 円)
※製品の仕様、外観は改良のため、予告なく変更することがあります。
※価格は平成21年2月現在のもの。
◆VOXオフィシャルサイト
AC4TV8は31,290円(本体価格29,800円)、実勢価格は2万円台半ばで入手可能だ。自宅用に愛でるアンプとして、ベストセラーとなるであろう魅力に溢れたギターアンプである。
◆VOX AC4TV8 ~写真編~
これまでもパスファインダーからブライアンメイモデルまで、自宅用小型アンプでの評価の高いVOXが満を持して発表した、プリにEF86管×1、パワーにEL84管×1を搭載フルチューブアンプである。プリ管1本であることを考えると多少なりともクリッピング回路も内包していると想像できるが、パワーはクラスAで動作する。
コントロールはボリュームとトーンというきわめてシンプルなものだが、もうひとつアッテネータを装備しており、アウトプットレベルの出力が4W/1W/10分の1Wの3段階に切り替え可能となっている。つまりボリュームを上げることでEL84パワー管のドライヴも、自宅レベルの小音量で堪能できるというわけだ。もちろん、4Wフル出力セッティングでボリュームを絞ればクリーントーンもばっちり、自宅ニーズには必要にして十分な設計が詰まっている。
そもそもAC4といえば、1958年に登場した4Wのオール・チューブ・アンプだが、当時は、ボリュームとトーンにトレモロという3コントロールであった。時代が時代というのもあるが、それなりの音圧で鳴るにせよ高いゲインではないため、いわゆる歪んだ音が出るようなアンプではなかった。その点今回発表となったAC4TV8は、AC4の可愛らしいルックスをモチーフにしながら、あくまで真空管にこだわりながら現代ニーズに沿った新設計が施された最新鋭機器。単なるリイシューではないのが最重要ポイントである。
自宅用アンプは何がいい?…いつも時代も常に語られる永遠のテーマだ。求めるものが違えば答えも変わるため、一概に順位をつけることが出来ないのが真理だが、弾いていて気持ちよいこと、広いニーズに応えてくれる許容量があること、そして何より安価であること、そんな重要ポイントをふまえ冷静に判断するならば、AC4TV8は、2009年における業界基準であることは間違いない。
CONELL、BADCAT、MATCHLESS、FUCHS、Carr…これまでも高級ブティック・ブランドから小出力の自宅用アンプはリリースされてきているが、そのどれもが実はかなり音がでかい。結局は自宅では使いきれないほどの音量にもてあますことになる。そういう意味では、このAC4TV8は、一部のマニアから名器との評判をもつCRATE VC-508(5WクラスA)を思い起こすスペックを持っている。おそらく、今はなきVC-508の高評価は、AC4TV8に上書きされ評価は再構築されることになるだろう。
VOX AC4TV8
●出力:4W RMS 16Ω
●真空管:12AX7(プリ)/ EL84(パワー)
●スピーカー:1×8インチ 16Ω Celestion VX8 カスタム・スピーカー
●コントロール:TONE、VOLUME、OP LEVEL(4W、1W、1/10W)
●入出力端子:INPUT、External Speaker 端子
●外形寸法:350(W) x 375(H) x 215(D) mm
●重量:9.0kg
●付属品:電源ケーブル
●31,290 円(本体価格29,800 円)
※製品の仕様、外観は改良のため、予告なく変更することがあります。
※価格は平成21年2月現在のもの。
◆VOXオフィシャルサイト
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