ジョン・レノンの銅像、度重なる破壊行為に撤去決定

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スペイン、アルメリアに建てられたジョン・レノンの銅像が、度重なる破壊行為により撤去されることが明らかになった。アルメリアは、レノンがザ・ビートルズの名曲「Strawberry Fields Forever」を書いた土地。実物大の銅像が2年前に建てられた。

銅像はそれ以来、何度も汚損されてきたという。あまりにも頻繁なため、アルメリア市役所は修理をあきらめることにしたそうだ。銅像の創作者であるカルメン・ムダラによると、これまでメガネが盗まれたり顔が塗りつぶされたりしてきたそうだ。こう憤慨している。「こういうのは、害のないイタズラとは言いません。壊すことを目的に(銅像に)近付いているのです」

また、リバプールにあるザ・ビートルズ博物館The Beatles Storyのスポークスマンも「残念だ」とGigiwiseにコメントしている。「破壊者がジョンの銅像をこのような形で壊すとは、本当に残念だ。ジョンは1966年、アルメリアに2ヵ月滞在し『How I Won The War』(レノンが出演した映画)を撮影した。その間、ザ・ビートルズの代表作といわれる曲を書いたのだ」

ザ・ビートルズ像では、2008年リバプールに展示される、庭木を刈り込んで作られたリンゴ・スター人形の頭部が切り落とされた。ほかの3人のメンバー像は無事だったため、こちらはリンゴがTV番組で故郷リバプールを冷遇するコメントを発したのが原因とみられている。

Ako Suzuki, London
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