所ジョージ、LP盤が紙ジャケCDとして完全復活
所ジョージのLP盤が紙ジャケ仕様CDとして完全復刻となる。特典として当時のミニ・レプリカ帯も付いて2月18日の発売だ。あわせて、オリジナル・アルバム未収録曲、アルバム収録とは別アレンジ、別ミックスのシングル曲、1999年にリリースしたシングルも含む全16曲収録のアルバム未収録ベストCD『所さんのキャニオン・イヤーズ~若い時からバカだった~』もリリースとなる。こちらのジャケットイラストは所ジョージの最新描き下ろしだ。
すっかりバラエティでおなじみの所ジョージだが、彼がシンガー・ソングライターとしてキャニオンレコード(現・ポニーキャニオン)からデビューしたのは1977年7月のこと。キャンディーズが解散宣言をし、ピンク・レディー旋風が吹き荒れていた時だ。
所ジョージの類稀なる才能を見出したのは、その後現在に至るまでずっとプロデュース&マネージメントを務めることとなった北島肇。デビューに際し、テレビ各局のオーディションを受け、それらに全て落ちたことを逆に売りにしようと目論みつつも、絶対に落ちると予測していたNHKにのみパスしてしまうことで作戦失敗。しかしこのオーディションこそが、かつてコント55号の才能をいち早く評価した辣腕演出家、滝大作との運命的な出会いにつながった。
この出逢いは、その後赤塚不二夫や高平哲郎、タモリらを擁する<面白グループ>との交友関係へと広がっていくことになる。北島と共にサウンド・プロデュースを手がけることになる河原崎直彦がダウン・タウン・ブギウギ・バンドのプロデューサーでもあったことから、所ジョージは渋谷のライヴハウス「ジャンジャン」に前座として出演するようになる。その際に“所ジョージ”という芸名を名付けたのが宇崎竜童なのだ。
この幸福な出逢いをもって、所ジョージはシングルEP「ギャンブル狂騒曲」でデビュー。さらにその5ヵ月後の77年12月にはファースト・アルバム『現金(げんなま)に手を出せ!!』を発表。所イズムのルーツともいえる、ある意味哲学的な観念に基づいた傑作を含む諸作品の登場は、コミックソング界、そしてフォークソング界をも揺るがすセンセーショナルな出来事となった。下ネタを内包したダジャレも決して下品にならない知性のエッセンスと、モノに対するこだわりと愛、そしてそのライフスタイル…、それらの相乗効果を持ってシンガー・ソングライター:所ジョージの世界観は構築されていったのだ。
すっかりバラエティでおなじみの所ジョージだが、彼がシンガー・ソングライターとしてキャニオンレコード(現・ポニーキャニオン)からデビューしたのは1977年7月のこと。キャンディーズが解散宣言をし、ピンク・レディー旋風が吹き荒れていた時だ。
所ジョージの類稀なる才能を見出したのは、その後現在に至るまでずっとプロデュース&マネージメントを務めることとなった北島肇。デビューに際し、テレビ各局のオーディションを受け、それらに全て落ちたことを逆に売りにしようと目論みつつも、絶対に落ちると予測していたNHKにのみパスしてしまうことで作戦失敗。しかしこのオーディションこそが、かつてコント55号の才能をいち早く評価した辣腕演出家、滝大作との運命的な出会いにつながった。
この出逢いは、その後赤塚不二夫や高平哲郎、タモリらを擁する<面白グループ>との交友関係へと広がっていくことになる。北島と共にサウンド・プロデュースを手がけることになる河原崎直彦がダウン・タウン・ブギウギ・バンドのプロデューサーでもあったことから、所ジョージは渋谷のライヴハウス「ジャンジャン」に前座として出演するようになる。その際に“所ジョージ”という芸名を名付けたのが宇崎竜童なのだ。
この幸福な出逢いをもって、所ジョージはシングルEP「ギャンブル狂騒曲」でデビュー。さらにその5ヵ月後の77年12月にはファースト・アルバム『現金(げんなま)に手を出せ!!』を発表。所イズムのルーツともいえる、ある意味哲学的な観念に基づいた傑作を含む諸作品の登場は、コミックソング界、そしてフォークソング界をも揺るがすセンセーショナルな出来事となった。下ネタを内包したダジャレも決して下品にならない知性のエッセンスと、モノに対するこだわりと愛、そしてそのライフスタイル…、それらの相乗効果を持ってシンガー・ソングライター:所ジョージの世界観は構築されていったのだ。
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