雅-miyavi-、the GazettEら総出演、派手で賑やかなPS祭り
◆ 写真で見る<Peace&Smile Carnival>
所属アーティスト総出演のこのイベントのチケットは即日完売。スタンド席は360度開放され、会場は1万3千人のファンで埋め尽くされた。
イベントは定刻通り16時にスタート。オープニングアクトとして登場したSuGは、トップバッターというプレッシャーを跳ね除け、キャッチーなサウンドと武瑠(Vo)の弾けるような元気さで、会場の空気を和ませた。オープニングアクト2番目はSCREW。ヴォーカルの鋲(びょう)が「ついてこい武道館!」とファンを煽り、ハードな音を会場に響かせ、硬派なステージングを展開した。
そして本編のトップバッターとして登場したのは、サウンドやヴィジュアルに和のテイストを取り入れた独創的なスタイルを持つバンド、Kagrra,。ヴォーカルの一志はライヴでおなじみの小道具、扇子を手に観客を盛り上げていく。琴を取り入れた和のテイストたっぷりの聴かせる楽曲に、観客は酔いしれた。
景夕(Vo)が奏でるグランド・ピアノの音色とともに他のメンバーがステージに登場するという演出をしたのは、Kra。“ファンシー&メルヘンポップ ロック”をコンセプトに、ポップからロックまでの幅広い音楽性を持つ彼らは、ライヴで盛り上がる定番曲のほか、弾き語りで「雨音はショパンの調べ」を聴かせるなど、色とりどりな楽曲で会場を盛り上げた。
3番手に登場したのは、アリス九號.。まずは、1月14日に発売されるニュー・アルバム『VANDALIZE』の1曲目に収録の楽曲を伸び伸びと歌い上げ、その後はライヴの定番曲を盛り込みながら、華やかなステージングで観客を魅了した。
お正月らしく、メンバー全員羽織袴という正月仕様で登場したのは、なんとthe GazettE。いつも迫力の演奏とパフォーマンスで観客を圧倒する彼らは、羽織袴姿でも同様の激しいプレイを繰り広げる。「揺らせー!」「やれんのか!」と挑発するルキ(Vo)に応えるかのように、会場の観客ほぼ全員が激しくヘドバンをするという凄まじい光景が広がり、ラストの曲ではアリーナの客が通路にはみ出るほどエキサイティングなパフォーマンスを見せた。
トリを飾ったのは、事務所の立ち上げと同時に自身の音楽キャリアもスタートした雅-miyavi-。DJ、ドラム、ダンサー、ヒューマンビートボックスという個性的な布陣で、色鮮やかなパフォーマンスを展開。彼の純粋なミュージシャン魂がにじむ弾き語りや超絶ギター・ソロは、一見の価値あり。歌に込められた雅-miyavi-からのポジティヴなメッセージは、会場に集まった全員の胸に響いたはずだ。
最後は出演者全員がステージに呼び込まれ、全出演者と会場一体になっての大ジャンプでイベントは締めくくられた。各アーティストの気迫、遊び心、そしてファンへの感謝の気持ちを感じた、お正月ならではの温かくておめでたいイベント<Peace&Smile Carnival>で幕を開けた2009年、本年も彼らの活躍が期待できそうだ。
<Peace&Smile Carnival>
2009年1月3日 日本武道館
・雅-miyavi-
・Kagrra,
・Kra
・the GazettE
・アリス九號.
・SuG(オープニングアクト)
・SCREW(オープニングアクト)
◆ PS COMPANY Official Site
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