iTunes「今週のシングル」に選ばれたサンゼンとは?
200812月31日、この大晦日から1週間、iTunes「今週のシングル」に、サンゼンの「マスク」がピックアップされた。まずは「マスク」のPVを紹介しよう。
◆サンゼン「マスク」PV
この楽曲は、タワーレコード限定シングルとして2008年11月5日にリリースされたものだが、同時に2009年2月4日にリリースされるミニアルバム『アルベド』のリードトラックでもある。
ポストロック/エレクトロニカ/レゲエ/ポップスと多様な音楽性で、不器用で切なくも絶対的に優しい、繊細な言葉を紡いだミニアルバムだが、「マスク」も繊細な感情を内包する歌詞と美しいメロディが印象的な作品だ。
北国:秋田出身のリーダーでありヴォーカルのオザワタロウが描く曲には、アイスランドのシガー・ロスなどにも通じるような冬の長い地域で育った感覚…孤独感・憂鬱の中に抱える温かみ、太陽や光への憧憬を感じさせられる。
前作においてはネオ渋谷系とも言われたような70'sソウルな要素もあるポップなサウンドが中心となっていたものの、2008年9月のメンバーチェンジを経てサウンド面でも変化を見せてきた。オザワの独特のボーカルで歌う浮遊感のある美しいメロディーと、憂いの中の優しさに正面から向き合ったメンバーは、試行錯誤からシンセサイザーを多様、エレクトロニカの要素も濃厚になり、ポストロック的な匂いのする曲たちも多く完成したという。
とはいえ、全体を通し一貫するのは、彼らのルーツとなるはっぴぃえんど、ユニコーン、サニーデイ・サービスといった日本語ロックバンド作品にも似たポップ・アルバムの匂いだ。
このitunesの無料ダウンロードで「マスク」を反芻してみて欲しい。ミニアルバム『アルベド』は、その独特なセンスと特異の音楽性がじわじわとあらゆる音楽ジャンルを侵食していくような、目が離せないポップ感に満ちている。太陽光エネルギーがどれくらい反射するかという割合を指す“アルベド”という天文学用語をタイトルに冠したサンゼンのミニアルバム、そのサウンドは、遠くからじわじわと暖められる遠赤外線のような不思議なパワーに満ちている。
◆iTunes Store サンゼン(※iTunesが開きます)
◆iTunes Store 今週のシングル サンゼン「マスク」(※iTunesが開きます)
◆サンゼン「マスク」PV
この楽曲は、タワーレコード限定シングルとして2008年11月5日にリリースされたものだが、同時に2009年2月4日にリリースされるミニアルバム『アルベド』のリードトラックでもある。
ポストロック/エレクトロニカ/レゲエ/ポップスと多様な音楽性で、不器用で切なくも絶対的に優しい、繊細な言葉を紡いだミニアルバムだが、「マスク」も繊細な感情を内包する歌詞と美しいメロディが印象的な作品だ。
北国:秋田出身のリーダーでありヴォーカルのオザワタロウが描く曲には、アイスランドのシガー・ロスなどにも通じるような冬の長い地域で育った感覚…孤独感・憂鬱の中に抱える温かみ、太陽や光への憧憬を感じさせられる。
▲『アルベド』 |
とはいえ、全体を通し一貫するのは、彼らのルーツとなるはっぴぃえんど、ユニコーン、サニーデイ・サービスといった日本語ロックバンド作品にも似たポップ・アルバムの匂いだ。
このitunesの無料ダウンロードで「マスク」を反芻してみて欲しい。ミニアルバム『アルベド』は、その独特なセンスと特異の音楽性がじわじわとあらゆる音楽ジャンルを侵食していくような、目が離せないポップ感に満ちている。太陽光エネルギーがどれくらい反射するかという割合を指す“アルベド”という天文学用語をタイトルに冠したサンゼンのミニアルバム、そのサウンドは、遠くからじわじわと暖められる遠赤外線のような不思議なパワーに満ちている。
◆iTunes Store サンゼン(※iTunesが開きます)
◆iTunes Store 今週のシングル サンゼン「マスク」(※iTunesが開きます)
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