高音質・軽量を実現したインナーイヤータイプ・ヘッドホン、ビクターHP-FXC-50特集

ポスト

ステレオミニヘッドホン Victor・JVC HP-FXC50 ●編集部の感想

編集部の感想:BARKS編集部が感じた特徴

HP-FXC50でいろいろな音楽を聴いてみる

普段、ありとあらゆる音楽を聴いて原稿を書いているBARKS編集部員。音聴きのプロたちに、担当ジャンルの楽曲を中心にHP-FXC50をテストしてもらった。反応はなかなかのものだったようだ。

●編集部(つ) 20代男性 アイドル担当普段利用しているヘッドホンは、レコード店の試聴機でよく使われている某社の製品。HP-FXC50は、普段使いのヘッドホンよりも音にクセがない印象を受けた。元気な曲を聴くと心地よく、特に10代の女の子の歌声との相性はバツグン。キラッキラした彼女たちの声が僕にぶつかってくる感じがした。外の音も遮断してくれるため、「あの娘の声しか聴きたくない! もっと近く、耳元で感じたい!」という想いも自然と昂ぶる。
 
●編集部M 30代女性 主にJ-POP担当ラウド系のバンドもの、男性ソロ・シンガーのL.A.レコーディング作品、80年代パンク、クラシックなどを聴き比べた。ドンシャリ感がとてもクリアだったので、ためしにライヴ盤を聴いてみたところ、これがかなりの臨場感。通常のイヤホンよりも耳の穴の奥に突っ込むので、装着時のベストポジションを探すのに少し手こずりましたが、これは慣れれば問題ないですね。
 
●編集部K 20代男性 ギターバンドもの、J-POP、60's担当まずiPodに入っているギターバンドものを聴いてみた。音がキラキラしている。アコギの音がとても気持ちよく聞こえた。次にビートルズを聴いてみた。HP-FXC70では、LOWがすごく出るので、ポールのベースが目立ち過ぎるくらい。90年代以降の音がしっかり整ったJ-POPなんかは明るい音になって良い。
 
●編集部S 30代男性 テクノ・ニューウェーブ担当日頃使ってるものと比較。より鼓膜に近い、ダイレクトに音像が伝わってくる構造。リスニング用なので、ドンシャリで派手。ローのモッタリ感が若干気になったが、ミッド~ハイの伸びが非常にクリア。左右の定位バランスも良いので、日頃聴いてる音の世界にもう1歩踏み入れたような印象。打ち込みものを中心に聴いてみたが、女性ボーカル、アコースティックギターものが特に合うと思う。価格も高すぎず、安すぎずで、作りもしっかりしてるし購入したい。
 
●編集部か 40代男性 ハードロック担当引き締まった音質は、単純に心地よい。ハイの部分がきっちりと鳴るようにチューニングされているようで、ぴったりと耳に収まればボリュームを上げなくてもバランスよく聴こえるので、難聴への心配が軽減できそう。これまでのボリュームから1メモリ下げることができる。それにしてもこのケーブル…なんでこんなに絡まないんでしょう。くしゃくしゃになっても、スッとほどける快適さ…このポイント非常に大きいです。
 
●編集部S 20代女性 J-POP中心iTunesの年間ランキング100位以内にランクインしているJ-POPを中心に聴いてみた。1つ1つの音がクリアに聴こえて、まっすぐ脳に伝わってくる感じがする。特に低音がしっかりと響いてくるので、楽曲に派手さが増す。ヴォーカルはブレスまではっきりと聴こえて、ヴォーカルを前面に押し出したバラードなんか聴くとすごくいい感じ。ただ、通常のイヤホンよりも深く耳の穴に入れるので、装着した瞬間、ちょっと圧迫感を感じるかも。でもその分、周りの雑音が入らないのと音漏れもしないので、電車でも気にせず音楽が聴けそう。
 
●編集部M 40代男性 クラシック・ジャズ担当一番印象的だったのは、コントラバス、すなわちウッドベースの音だ。普段使っているインナータイプのヘッドホンだと、低音は出ているが輪郭がはっきりしないのだが、HP-FCX50だと出音がくっきりしていて、伸びる音にふくよかさがある。あと、音の分離も良く、同じような音色の楽器でも聞き分けられる。今まで一緒くたに聴こえていた楽器、特に管楽器系がそれぞれ鮮明に聞こえることには驚いた。あとは、ピアノのフォルテとピアニシモの音色の違いも明らか。このヘッドホンは、ジャズやクラシックにも向いていると言っていいんじゃないかな。
 
<記事有効期限:2008.12.31>
topに戻る
この記事をポスト

この記事の関連情報