高音質・軽量を実現したインナーイヤータイプ・ヘッドホン、ビクターHP-FXC-50特集

ポスト

ステレオミニヘッドホン Victor・JVC HP-FXC50 ●完全解剖

完全解剖:音が良い秘密はここにあった

HP-FXC50にぴったりのジャンルは?

音質から使い勝手まで、すべての面で妥協なくコダワリを持って作られているHP-FXC50。そのコダワリのポイントをいくつか紹介しよう。

[音質へのコダワリ]

ヘッドホンでなにより大事なのは音質。HP-FXC50/FXC70はトップマウント構造が最大の特徴だが、音質を追及するためのさまざまなコダワリが他にもいっぱいある。

・トップマウント構造音を再生するパーツであるドライバーユニットは、ヘッドホンのまさに心臓部。HP-FXC50のドライバーは“マイクロHDユニット”と呼ばれるもので、従来製品に比べてとても小さく、わずか5.8mmという小口径。振動板の厚さはなんと5/100ミリ。このドライバーユニットは音質についても妥協がない。10Hz~24000Hzという広帯域を細部まで鮮明に再生できる。だから、どんなソースでも余裕の高音質で楽しめるのだ。HP-FXC50は、そのマイクとHDユニットを、従来のカナル型ヘッドホンより音筒部の先端に配置したトップマウント構造が最大の特徴。ドライバー部分がイヤーピースとともに耳の穴の中に深く入ってくることで、高精細で迫力あるサウンドを感じることができるのだ。
 
・24金メッキのプラグ直接プレイヤーに接するプラグ部分は、音質を左右する重要なパーツだ。HP-FXC50のプラグは、高級オーディオ機器と同じ24金メッキが施されている。付属の延長ケーブルのプラグやジャックももちろん24金メッキ。細かいところにも妥協がなく、音質にこだわっている証だ。
 

[付け心地へのコダワリ]

ヘッドホンは着け心地も大事。快適に長時間着けられるためのコダワリのポイントを紹介しよう。

・コンパクトでズレにくいデザインいくら高音質のヘッドホンでも、きちんと装着できないと音質が変わってしまう。HP-FXC50は、本体部分が3.8gと超軽量でコンパクト。デザインも、装着しやすく耳から外れにくいように設計されていて、いつでも耳にぴったりと納まる。だからつねに高音質で音楽を楽しめるというわけ。
 
・着け心地の良いラバークッション耳のまわりにヘッドホンのパーツの一部があたってイヤな思いをしたことがある人もいるだろう。でもHP-FXC50ならそんな心配は無用。“Victor”のロゴのついた細長い部分の裏側にはラバークッションがついている。このクッションが耳たぶの内側にぴったりハマってズレにくいし、とにかく着け心地がいい。一度使ったらやめられなくなるかも。
 

[使い勝手へのコダワリ]

使い勝手を向上させる付属品も見逃せない。

・3タイプのイヤーピースHP-FXC50には、サイズの異なる3タイプのイヤーピースが付属していて、耳に合うものに簡単に付け替えることができる。これはいい音で楽しむためにも大事なポイントだ。
 
・ジャストサイズの延長ケーブル本体のケーブルは0.8m。これはポータブルプレイヤーをポケットに入れて使うのにぴったりの長さ。そしてプレイヤーをカバンに入れて使うときのために、0.7mの延長ケーブルも付属している。どちらの場合も長すぎてケーブルが余ってしまうことがない、ジャストサイズだ。
 
・あると便利な収納ケース使わない時につい持て余してしまうのがヘッドホン。ケーブルがからんだり、ほかの持ちモノにひっかかったりしがち。しかしHP-FXC50にはそれを解決してくれるケースが付属している。さっと取り出せるポーチ型で、使い勝手もいい。
 

[コラム]上級機種HP-FXC70はデュアルシリンダー構造

HP-FXC70はHP-FXC50の兄貴分だ。口径5.8mmのマイクロHDユニットを先端に置くトップマウント構造はHP-FXC50と同じだが、さらに“デュアルシリンダー構造”を採用することで、より高音質を実現している。これは高比重のハウジングの中に、さらに比重の高いブラスのリングを配置したもの。高比重の素材でドライバーをがっちり支えるから、不要な共振が抑えられ、より引き締まった鮮明なサウンドの再生が可能になっている。
<記事有効期限:2008.12.31>
topに戻る
この記事をポスト

この記事の関連情報