ザ・キラーズ「マッカートニーはアリス・クーパーのお面を」

ザ・キラーズのフロントマン、ブランドン・フラワーズが彼らのヒーローである、ポール・マッカートニーと対面したときのことを語った。マッカートニーは今月初め、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたザ・キラーズの公演に足を運んでいる。

ブランドンたちは、楽屋へ向かう途中、アリス・クーパーのマスクをつけ踊っていた人物に出会ったが、それがマッカートニーだったという。彼は『Daily Mail』紙にこう話している。「ポール・マッカートニーだったんだ。アリス・クーパーのマスクをかぶって、踊ってたんだよ。で、マスクを取って、挨拶されたんだ」

驚いたのもあったが、マッカートニーということでブランドンは大緊張、頭の中が真っ白になってしまったそうだ。「バンドとして俺たちは社交的なタイプとはいえない。こういうシチュエーションだと、俺は言葉が出なくなっちまうんだ。でも、今回はとくに変わってるだろ。最初、俺らはただ彼をじっと見つめるしかなかった。ポール・マッカートニーに何て言ったらいいんだ？」

アメリカ出身の彼らにとってビートルズは“アンタッチャブル”な存在なのだという。「ビートルズに会うなんて、おそれ多いことだよ。英国の人は彼らがどれだけ重要なバンドかわかってるだろ。でも、アメリカから来た奴にとって、その思いがもっとデカくなるんだ。彼らはアンタッチャブルだ」

ザ・キラーズはその“アンタッチャブル”から「素晴らしいショウだった」とのお褒めの言葉を頂戴したという。ザ・キラーズの3rdアルバム『Day & Age』は来週月曜日（11月22日）英国発売。日本盤はひと足早く今週リリースされた。
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Ako Suzuki, London