ポール・マッカートニー、前衛すぎてボツとなったビートルズ曲を公開?
しかし40年以上の月日が経ち、マッカートニーは「日の目を見るときが来た」と考え始めているそうだ。当時のマスター・テープをまだ持っているという彼はBBCラジオでこう話した。「存在するよ。僕は気に入ってる。ビートルズっぽくなく、コースを外れたものだからね」
制作当時の状況をこう話している。「(アビーロード)スタジオに入って、毎日レコーディングしてたんだ。で、僕はこう言ったんだよ。“10分もらっていいかな?適当にシャウトしながらプレイするだけでいいんだ。意味をなさなくていい。ドラムを叩いたり、ピアノをでたらめに弾けばいいんだ”って。それにちょっとエコーをかけた。ものすごくフリーな感じだよ」
曲には、歪んだギターやオルガンのサウンド、ポール・マッカートニーやジョン・レノンが“バルセロナ!”“大丈夫か?”などとランダムに叫んだ声が入っているといわれている。ポール・マッカートニーはその後、同トラックをコンピレーション・アルバム『Anthology』に収録したいと考えたが、他のメンバーにより却下されたそうだ。
曲をリリースするには、リンゴ・スター、それにジョン・レノンとジョージ・ハリソンの未亡人からの許可が必要らしい。
Ako Suzuki, London
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