ポール・マッカートニーの首に報奨金

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列車の中にポール・マッカートニーの蝋人形の頭部を置き忘れた人が、報奨金を出しその行方を捜している。人形は今週末、オークションに出品する予定らしく、必死だ。

BBCによると、会社員ジョビィ・カーター氏は先週木曜日、ロンドン発レディング行きの列車の座席の下にマッカートニーの頭部を置き忘れてしまったという。「バカなことしてしまった。オークションがあるっていう危機的な状況じゃなければ、笑い話になってただろう」

人形はオークションで5,000~10,000ポンド(約88万~176万円)の間で落札されるのではないかと予想されており、カーター氏は2,000ポンド(約35万円)の奨金を出すことにした。しかし「いまのところ、いたずら電話ばかりで確かな情報がない」そうだ。頭部は袋に入っていたそうで「何が入ってるか気づかず、捨てられてしまったのかもしれない」「誰かが売ろうとしているのかもしれない」と心配している。

皮肉なことに、このニュースが報道されて以来、入札が増えており、落札価格が上がるのは間違いないらしい。カーター氏は「それも、見つからなきゃ意味がないんだが」とボヤいている。

蝋人形は60年代に作られたもので、グレートヤーマスにあるルイス・タッソー・ミュージアムに展示されていたという。写真を見る限り、かなり精巧な作りのようだ。袋を開けた人がいたならば、一瞬、ギョッとしたはずだ。
◆iTunes Store ポール・マッカートニー(※iTunesが開きます)

Ako Suzuki, London
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