ノエル「オーディション番組は音楽と関係ない」

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英国ではこの数年、TVのオーディション番組が人気を博し、チャートにも大きなインパクトを与えているが、業界の中ではそれを快く思っていない人たちも多い。もちろん、この方もその1人だ。

オアシスのノエル・ギャラガーは一般の出場者を擁護しつつも、『Radio Times』誌のインタヴューで『The X Factor』をこう批判した。「『X Factor』は音楽とは何の関係もない。ただのTV番組だ」

出場者に対しては「ブリトニー・スピアーズみたいに歌えるレジの女の子に“名声と富”っていうニンジンぶらさげたら、食らいついてくるに決まってるだろ」と多少理解を示しているが、その代償は大きいと危惧している。「1年かそこいら国中をあくせく走り回って、それから何だ? またレジをやるわけにはいかないだろ? 女優になろうとするか、セレブ番組に出演するかでステータスを守ろうとするしかないわけだ。つかの間の名声の代償に、元彼とか元彼女とかが出てくる。家族もかき乱される」

2004年にスタートした『The X Factor』は現在、シリーズ5を放送中。12月13日に終了し、優勝者はその後直ち(通常、数日後)にデビュー・シングルをリリース。この3年、UKのクリスマス・シングル・チャートは同番組の優勝者がトップを飾っている。
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Ako Suzuki, London
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