ポール・マッカートニー、マクドナルドにご立腹

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リバプールのマクドナルドが、店内に地元の英雄、ザ・ビートルズのメンバーの写真を飾っていることに対し、当のポール・マッカートニーが憤慨しているそうだ。マッカートニーはその道30年という屈指のベジタリアン。CMやプロモーションなど直接的な販売促進ではないにしろ、どんな形であれバーガー屋に関わるのは嫌なのだろう。

『The Sun』紙によると、マッカートニーのスポークスマンは「マクドナルドをボイコットしろ」と怒り心頭だ。「マクドナルドは、ビートルズ・ファンをバカだと思っているのか? ハンバーガーを売るのに(マッカートニーの)写真を使うなんてとんでもないし、侮辱だ。ファンはマクドナルドをボイコットすべきだ。リバプールだけじゃない」

マッカートニーは、ベジタリアン協会Vegetarian Society of Great Britainの代表で動物愛護協会People for the Ethical Treatment Of Animals(PETA)のサポーターでもある。

PETAのスポークスマンは、「壁にかけられたマッカートニーの写真を見た人は、彼がベジタリアンであることを思い出し、ビッグ・マックをやめてベジ・バーガーにしようと考えくれるといいのだが」とコメントしている。

ポールだけでなく、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ジョージ・ハリソンの写真を飾ったマクドナルドは、これほど問題になるとは思っていなかったのだろう。スポークスマンは「地元や世界規模で文化に貢献したビートルズの功績を称えるために飾っただけ」と話している。

Ako Suzuki, London
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