知る人ぞ知るVisual-kei-DVD Magazineのススメ

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近年、ヨーロッパ、US、そしてアジアの各国にて、日本のビジュアル系バンドの人気が高く、大きな注目を集めているのはご存知の通り。海外でのライヴも非常に盛り上がっており、様々なバンドが海外ツアーを行ない、CDも輸出されている状況にあるが、その一方で、アーティストにまつわるインタヴューや細かな情報といったメディア情報は、言葉の壁に阻まれて日本国内にとどまっているのが現状だ。海外からのリクエストやニーズは日に日に高まっているにもかかわらず、である。

そんな中、今、注目のビジュアル系バンドやビジュアル系シーンを、海外のファンに伝えるために制作されているDVD作品がある。それがここに紹介するVisual-kei DVD Magazineだ。

撮りおろしのライヴ・シーンとインタビューが中心となっているこのDVDは、ここでしか見ることのできないオリジナル映像により構成され、様々なバンドの魅力的な映像が満載。それと共に、オリジナル猫パペットBijuとプレゼンターを務めるゲスト・ミュージシャンとのトーク・コーナーもあり、ビジュアル系の歴史講座、海外のファンが遊びに行ったら楽しいビジュアル・スポット、ビジュアル系七不思議の解説等役に立つコンテンツの他、ミュージシャンが回転寿司を食べに行ったり(Vol.2)、お好み焼きの作り方を解説したり(Vol.3)と、盛りだくさんの内容だ。

価格は、ひとりでも多くの人にビジュアル系を知ってもらいたいという願いから、ブックレット付きで11ドル99セント(北米の場合)と限界まで抑えられた価格設定。世界中のどこからでも注文できるようにと、ワールド・デリバリー・サービスPOSCAでも販売している。

残念ながら、制作意図が海外向けのため、日本国内での流通販売は原則として行なわれていない。DVD出演バンドのサイト、あるいはライヴ会場でのみ限定的に販売されることがあるものの、あっという間に売り切れになってしまう状況にある。国内では非常に入手困難なため、オークションで高値で売買され、逆輸入盤として店頭に並ぶこともしばしば。

Visual-kei DVD Magazineプロデューサーは、日本のロック~ビジュアル系を25年も見続けてきたライターの大島暁美が担当。彼女ならではのディープな切り口やマニアックな歴史解説が海外ファンから熱い支持をうけているが、このたびBARKSに、Visual-kei DVD Magazineの名物キャラBijuからメッセージ映像が到着したので紹介しよう。

◆Bijuからのメッセージ映像

なお、Visual-kei DVD Magazineのオープニングとエンディング・テーマは、L'Arc~en~Cielをはじめとした多くのバンドを手がける売れっ子プロデューサー岡野ハジメによる完全オリジナル・ソングだ。

入手困難とはいえ、ビジュアル系への愛に根ざしたこのVisual-kei DVD Magazine、是非入手にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
◆Visual-kei DVD Magazineオフィシャルサイト
◆大島暁美のロックンロール・サイト
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