アイドル的イメージを崩そうとする、マイリー・サイラスの『Breakout』

10月15日に待望のデビューアルバム『Breakout』日本盤がリリースとなるマイリー・サイラス。一足先にリリースされているUSから、最新インタビューが届けられた。2008年、今のマイリー・サイラスの言葉をぜひ堪能してほしい。16歳とは思えぬ発言とその姿勢には、世界No.1ロック・アイドルとしての自負と自信がみなぎっている。

── アルバム『Breakout』がリリースされたばかりだね。どんな気持ち？

マイリー・サイラス：ワクワクしてるわ！皆が買いに走ってくれる事を願ってます。すごく力を入れて制作したので、皆も同じくらい盛り上がってくれると嬉しい。とても楽しみよ！

── このアルバムでは、沢山の曲を書いたね。どうだった？

マイリー：とても大変だったけど、とても楽しかったわ。時には何時間もスタジオで過ごしたけど曲を書いて、皆と一緒に過ごす時間がとても充実したわ！

── 「7 Things」は、どこからインスピレーションを得たの？

マイリー：“好きだけど、嫌い”っていう歌。元カレや現カレを嫌いな女の子の為の曲よ。ノリのいい、楽しい曲よ！

── 次のマイリー・サイラスになりたい人へ、言いたいことはある？

マイリー：自分らしくあること。誰も次のマイリー・サイラスにはなれないわ。その人自身にしかなれない。私だって、誰かみたいだとは思われたくない。自分というアーティストに、ならなければならないわ。

── 「7 Things」のビデオでBrett Ratnerと仕事できて、どうだった？

マイリー：沢山の女の子と一緒に歌って、楽しかったわ。私達がクマのぬいぐるみをメチャクチャにするのを見てBrettも楽しんでいたのよ！

●ファーストシングル「7 Things」のPV映像

── オフの時間は何をしたい？

マイリー：ビーチに行って、ギターを弾くのが好き！ 海辺に座って、自分の音楽をするの。

── 『Breakout』は今までのアイドル的イメージを崩そうとする、初の試みだって言う声もあるけど、その点についてはどう思う？

マイリー：このアルバムは、正にピッタリのタイトルが付いてると思うわ。このアルバムで、突破して行きたいの。他の人たちとは、違う面を打ち出して行きたいわ。

── このアルバムのアプローチはいつもと違っていた？それとも同じだった？

マイリー：いつもと違う事は、特にしなかったわ。他のアーティストと似たサウンドにならない様に、気を付けただけよ。

── 今までのアルバムを好きなファンが、『Breakout』を聞いたらどう感じると思う？

マイリー：気に入ってくれる事を願うわ。ポップではあるけど、前よりポップさは減ってもっとロックの要素が増えたわ。皆も気に入ってくれると嬉しい！

── アルバムのサウンドや曲のインスピレーションはどこから？

マイリー：誰かと似た音にしたくなかったから、他のアーティストの音を聞いて “こうなりたい！” っていうのはなかったわ。自分自身の音を出したかったの。でも、キラーズが好きで良く聞いているわ。ロックだけど、少しポップが入っているのが好きよ。でも、あの通りの音を作りたいっていうのではなかったわ。

── ファーストシングル「7 Things」について。これは、自分にとってどういう曲？

マイリー：Brettのビデオを見てもらえれば分かるけど、女の子をターゲットにした歌なの。彼氏が嫌いな、全ての女の子の為の歌（笑）。皆でひとつになって歌えるのが、楽しいわ。

── ハリウッド映画監督Brett Ratnerに「7 Things」ビデオを頼んだよね。実際に彼に撮影してもらって、どうだった？

マイリー：「Brettは沢山の人と仕事をしているから、一緒に出来てとても楽しかったわ。Brett Ratnerくらいビッグな人と仕事出来るんですもの！

── 自分についてのセレブリティ・ゴシップをどう思う？特にそんなに若いのに。

マイリー：とても気を付けないといけない事柄だし、自分がどうであろうと、ネガティブな意見はあるものよ。強くいなければ、いけないわ。

── 最近映画の仕事をよくしているね。一番最近では、ディズニー映画『Bolt』の声優をやったしね。映画の仕事は、これからもっとやって行きたい？

マイリー：映画の仕事は、やり続けたいわ！映画は、大好きよ。TV番組とは大分違うけど、新しいチャレンジがあるのは、楽しいわ。

── 演技と歌、どっちが好き？

マイリー：歌は、昔からずっと好きなこと。だから “演技の方が好き” なんて、簡単には言えないわ。歌が、私の初恋だから。

── 映画『Hannah Montana』が2009年全米で公開になるけど、撮影秘話を何か教えて。

マイリー：楽しかったわ。ずーっと外にいたの。ある時なんか滝にいて、とても寒かったけどそれでも、すごく楽しかったわ！ ロープからジャンプしたり、楽しい事を沢山やったわ。

── 3D映画は、公開前からチケットが売り切れるなど、信じられない位の成功を収めたね。あの映画をやってみて、どうだった？

マイリー：3Dカメラで撮るのは、普通のカメラと大分違うの。もっと顔に近付けないといけなくて、ただステージに立つだけでなく、色々気を付ける事があったわ。

── 普通のコンサートと、映画の撮影を行っているコンサートは、どう違う？

マイリー：パーフェクトにしたくなるわ！ 3Dで皆が観るって分かってるから気合をいれて、全ての動きを完璧にやろうとしたわ。

── どんな映画のサントラでもできるとしたら、どれをやりたい？

マイリー：私の人生を描いた映画のサントラをやるわ！

── ツアーバスの中には、どんな映画を準備してるの？

マイリー：沢山あるわ！ ママが80sの映画が大好きで、『Sixteen Candles』（邦題『すてきな片想い 』。『ホーム・アローン』のジョン・ヒューズがメガホンを取った初期の作品）みたいなゆったりした映画が一杯あるわ。ママは、後ろの方で寝転がって観るのが好きなの。

── 好きな映画とその理由は？

マイリー：言うと皆に笑われるけど、『P.S. I Love You』（邦題『P.S.アイラブユー』。2008年10月18日、日本公開）。観ると絶対泣いちゃうの。

── 好きな俳優とその理由は？

マイリー：ジェニファー・アニストンか、ヒラリー・スワンク。彼女たちの、シンプルな所が好き。自分も、そう演じるのが好きなの。いつもブロードウェーショーの様にやるんじゃなく私のやる番組はビッグだから、演技はシンプルにやるのが好き。

── 好きな映画のサントラとその理由は？

マイリー：『ElizabethTown』（邦題『エリザベスタウン』。オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト出演）か、『P.S. I Love You』。両方スウィートなラブソングが多いけど、ロックやポップの曲もあるから。

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