甘い静けさ、40代の女は?鈴木祥子『SWEET SERENITY』

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まもなくデビュー20周年を迎える鈴木祥子のニューアルバムが届いた。タイトルは『SWEET SERENITY』=甘い静けさ。

6月に発売した『SHO-CO-SONGS collection1』に収められたデビュー当時の彼女とは違う、今の彼女を感じる作品群だ。

最近の彼女のライブでは、彼女自身、自分が40代であることをよく言葉にする。きっと、彼女は自分が40代になったことを嬉しく思い、何かしらの変化を感じているのではないかと思う。今回のアルバムには、「まだ30代の女」という直球なタイトルな歌がある。その中で彼女は、30代の女は“証明が、ほしかった”と歌う、“苦しみや嫌悪を通り越せないで いた”と歌う。

43歳になった彼女は、実にスッキリとした潔さを持った印象がある。彼女のプライベートを知るわけではないが、20代に模索し続け、30代で葛藤したからこそ、今の格好良さがあるのでは、と思ってしまう。

女、40代。悩みは尽きないが、自分の今の思いに自信をもっていい、そして、それを選択することは自由だという許可をくれるような楽曲たち。

そして、40代女性が、いかにキュートであるかを、証明する一枚だ。

『SWEET SERENITY』
1.SWEET SERENITY&chocolate milk-tea
2.ELECTRIC FINGERZ
3.まだ30代の女
4.ローズピンクのチーク(my mama said.so)
5.Father Figure
6.本当は哀しい関係
7.逆プロポーズ(仮。)
8.5years,/AND THEN
9.SWEET SERENITY&chocolate milk-tea(Reprise)

<SYOKO SUZUKI 20th Anniversary Special Live“SWEET SERENITY”>
2008年9月21日(日)
渋谷C.C.Lemonホール
OPEN/START 17:00/17:30
全席指定¥6,500(税込)

◆iTunes Store 鈴木祥子(※iTunesが開きます)
◆鈴木祥子オフィシャルサイト
[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/
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