Anna、ソロシンガーとして初めてのアルバム『恋のカタチ』リリース大特集
Anna「ソロシンガーAnnaとして初めてのアルバム『恋のカタチ』リリース大特集」
Anna:ホントですか(笑)。「SCAR」を聴いた時は私も“ああ、こういう切ない歌を歌いたかった”って素直に思ったんですよ。レコーディングでも感極まって泣きたくなったし…。自分がこういう経験をしたわけじゃないんですけど、恋愛したら相手にこういうふうに思ってもらいたいなっていう願望も含めて大好きな1曲になりました。歌い方も、いろいろ挑戦しましたね。元気な曲では頬を上げて笑顔で歌って声のトーンを上げてみたり、「恋のカタチ」は家で歌ってる雰囲気を出したかったので、初めて椅子に座って歌ってみたり、「SCAR」のような寂しさを伝える曲では自分がしゃべってる声と違い発声で歌ってみたり。
Anna:あぁ、確かに10代だったら表現できなかった歌もありますね。当時の私は“当たって砕けろ!”て感じで、怖いモノ知らずだったけど、やっぱ今は違うし。ちゃんと先に考えてから行動するようになったり、一歩引いて考えられるようになったのは少し大人になったからなのかな? 21歳になって、今まで21年間、経験してきたことが無駄じゃなかったんだなってソロ活動をして実感してるんですね。どんな内容の歌詞でもすんなり自分の中に入ってきて、どこかしら共感できる部分を見つけられるのは、いろんな経験をしてきたからこそじゃないかなって。
Anna:スゴいですよね! 私が3歳くらいの時の曲なのでリアルタイムで聴いた記憶はないんですけど、それでも自分が知ってたくらい有名な曲なわけですよね。それを渡瀬まきさん以外のオリジナル・メンバーとレコーディングできるっていうんで、もうレコーディング前からドキドキ、スゴい緊張しちゃって(笑)。
Anna:一緒に、ライヴみたいな感じでレコーディングしたんですよ! 大きなレコーディング・ブースにメンバーさんが入って、私は小さいブースに入って、同時に演奏して。
Anna:贅沢ですよね(笑)。私も今までに経験したことないようなレコーディングだったので、歌っていて鳥肌が立っちゃって。もう何て言うか…たまらない感じ(笑)っていうんですか? 生演奏で一緒に歌うのはやっぱ違いますね。あと、休憩の時とかに、皆さんが録った音を聴きながら“俺、もっとこうした方がいいかな?”“じゃ、こうしようか”みたいな音楽の会話をされてるのを間近で聞いて感動したり。それにホント、皆さん優しくて。プロデュースしてくださったリンドバーグのギター・平川さんも“とにかく元気にAnnaちゃんらしく歌ってくれたらそれでいいよ”って言ってくださったので変な緊張もほぐれて上手く進められたし。仕上がりは昔の余韻を残しつつも、どっか現代的な感じになってると思うんですよ。なので、聴いていただいてオリジナルとの違いを発見してもらうのも楽しいと思います。
Anna:自分のいろいろな新しい面も表現できて、私にとっては大事な1枚ですね。聴いてくださる皆さんにとっては、恋の参考書にしてもらえたらラッキーかなって思います。